昨日休日出勤していたんですが、ずっと森田童子の「僕たちの失敗」(1976)を聴いていました。←行き着くところまで行き着いた人








この曲はドラマ「高校教師」(1993)の主題歌となり再び脚光を浴びましたよね。







思春期の少女って、多感でかつ色んな妄想を重ねているせいか、そこらの大人より達観して物事を見てしまう子がいますよね(そういう思い込みも含め)。

桜井幸子はそういう少女のイメージにピッタリだったと思います。








それはそれとして!

「僕たちの失敗」は、ドラマの主題歌として聴いた時は「暗い‥」という感想しか持ち合わせていませんでした。

CDのカバーがちょっとね‥








今、再び聴くと、

「地下のジャズ喫茶 変われない僕たちがいた 悪い夢のように時がなぜていく」

という歌詞が特に胸に刺さるのです。








森田童子さんの学生時代は学生運動の最中。

自身はまだ高校生であったものの、友人は学生運動に参加していたそうです。







学生運動の是非はさておき、運動が終焉を迎えた後に、生きるために自分たちが否定していた「体制」に飲まれ会社人になった多くの若者。

一方、どうしても「変われない僕たち」もいたんだと思います。








休日出勤しながらこの曲を聴いていたら、「自分はいったい何してるんだろ」って思っておセンチになったりしてた訳です。←え?








ちなみに流れで、同じく森田さんの「たとえば僕が死んだら」(1980)も聴いたんですが、これまた素晴らしい曲でした。

MVもオリジナルかどうかは知りませんか、とても素敵でした。