五代君とこずえちゃんがキスしていた理由を聞く響子さん。

互いを想う2人が正面から衝突する・・・

 

という訳で、響子さんはついに正面から五代君に痴話喧嘩を売りました。

五代君はそれに対し「ちゃんと最後まで聞いていただけますか」と返しますが、これは今まで響子さんが話を最後まで聞いてくれないことがあまりにも多かったので今回はちゃんと聞いてほしいということなんですが、これに対する響子さんの返しが「うかがいましょう。私には聞く権利があると思いますから」というもので、これはすごいですね。

 

とある男女がキスをしていたとして、その理由を問い詰める「権利」があるのなんて夫婦か恋人くらいですよね。

それ以外の関係でも聞くのは勝手なんでしょうけど、権利とまでは主張できないと思います。

ということは、もう響子さんは五代君と結ばれるつもりがあると言っているも同然だと思います。

 

響子さんの内心がそのつもりであることはもう少し前からわかっていたことですが、前話からはそれを表に出すようになりましたね。

自分が今まで五代君の話をちゃんと聞かなったことはなかったことになっているようです。

 

そして五代君はこずえちゃんの方から不意打ちをしてきたのだと事実を語りますが、響子さんは聞く耳を持ちません。

挙句の果てに「思わせぶりはやめてください」「あなたもお相手を決めたみたいだし」と突っぱねてきます。

これ、前に三鷹さんの家で響子さんと三鷹さんが抱き合っているのを見て逃げた五代君に対しては話せばわかるのにとか思っていたのに、立場が逆になると話を聞かない(しかもほんの少し前に話を聞くと言っていたのに)あたり、響子さんは本当に面倒くさいというかなんというか・・・・

 

さすがに五代くんも堪忍袋の尾が切れたのか、実力行使に出るかと見せかけてこずえちゃんに食らった手法を再現しますが、あっさり見透かされてしまいます。

しかし、これで響子さんはある程度納得したようで、例のシーンへとつながっていきます。

 

これは有名な話ですが、アニメ版だと響子さんがキスをするとき、サンダルを脱いで足音が聞こえないようにしているんですよね。

細かい改変ではありますが、この改変はかなり好評なようで、私もここはいい改変だなあと思いました。

 

これで一件落着かと思いきや、こずえちゃんが訪ねてきて、こともあろうに五代君がプロポーズをした宣言をして響子さんはプッツンしてしまいました。

この時の響子さんの平手打ちは腰が入った見事なもので、めぞん一刻の中でもかなり好きな一コマです。

 

そして響子さんの「出ていってください」

だからなんでこずえちゃんにプロポーズしたら一刻館を出ていかないといけないのか。

職権乱用・・・ですらないですね。

管理人に住人を追い出す権限なんてそもそもないですから。

 

ずっと前に響子さんと三鷹さんが結婚すると勘違いして五代君が逃げた後、一刻館に戻ろうとした五代君にもう部屋はないと告げたときの理不尽さが蘇った響子さん。

当然出ていかないと言い張る五代君。

 

めぞん一刻最後の修羅場が訪れます。