保母試験を終え、ようやく一刻館に戻った五代君。

こずえちゃんとのキスを見てしまった響子さんの反応は・・・。

 

という訳で五代君はきちんと一刻館に戻ります。

そして、きっちり門番響子さんがお掃除しながらお出迎え。

まあ、戻る前に電話の一本も入れているのだとは思いますが、きっちりお出迎えはするのに反応は冷ややかな響子さん、もう熟練の技ですね。

 

そして、宴会が始まりますが、響子さんの様子がおかしいのでまたケンカかと勘ぐられます。

ここで五代君は否定しますが、響子さんは「ケンカになりませんわ」と言い放ちます。

この時の響子さんの表情が、後にも先にもここでしか出てこない冷たい無表情で、響子さんの怒りの深さがわかります。

 

タイミングを見計らったようにこずえちゃんから電話があり、ついに響子さんはオーラを発してしまいました。

ちなみに。この時のドアが開く「ぎい~~~~」というなんとも言えない擬音、もう少し後でも使われているのですが、この時とその後とで同じ「ぎい~~~~」なのに、こっちは凍てつく感じがして後の方では微笑ましい感じがするのが個人的に好きです。

なお、この「ぎい~~~~~」も、今読み返していて気づきました。

 

その後五代君とこずえちゃんが会うのですが、主語と目的語を明確にしないで話す五代君とそのせいで盛大に勘違いをするこずえちゃんという、めぞん一刻恒例の展開が繰り広げられます。

 

そして、一刻館に戻った五代君を響子さんが待っていて、キスをした理由を聞いてきます。

響子さんが正面から五代君とこずえちゃんとの関係に切り込んできたのはこれが初めてですね。

これまでは内心五代君に惹かれつつも、その内心を隠してきたつもりの響子さんでしたが、ついに正面から痴話喧嘩に挑みました。

 

何が響子さんに火をつけたのか色々考えられることはあるのですが、キスをして、しらばっくれて、なんていい加減な男なのという響子さんの内心を見るにつけ、これまでの夕食お呼ばれとかセーターもらったとか(これはこれでかなりの争いになっていましたが)と、キスをしたというのは次元の違う話なんでしょうか。

 

私としては、三鷹さんが退場したことによって、響子さんが自覚していないにしてもその内心に何らかの変化があったのではと思っていますが、さてどうなんでしょうね。