娘は現在アラサー。
小学3年生の時にLD(学習障害)・注意障害と診断されました。
一度にふたつのことができないという不器用。
聴覚情報処理障害(音の弁別・聞き取りにくさ)あり。
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大人になってから、聴覚情報処理障害を診てくれる病院を発達障害でお世話になっている精神科の医師から紹介されました。
検査の結果。
娘の耳は、とてもいいそうです。
聞こえすぎているのですって。
「ヒソヒソ声も聞こえているくらいの数値ですよ」って。
「これじゃ、普段の生活はつらいでしょう」って。
聞こえすぎているくらいなのに、音の弁別はできないんですよね。
話は昔にさかのぼりまして…。
小学5年生の時。
路上でギターを弾きながら歌っている二人組のお兄ちゃんたちのオリジナルの歌を、毎週歌の教室の帰りに聴いていました。
毎週毎週…。
何年聴いていたでしょうか。
たぶん5年以上は…。
お兄ちゃんとは顔見知りになって、路上を歩いている人に聴かせる時間が終わって練習時間になっても、お兄ちゃんの歌を聴いていました。
上のパートのHさん。
下のパートはOさん。
練習時間にお兄ちゃんと一緒に歌った時、
娘はOさんの下のパートで歌ったのです。
私もお兄ちゃんもびっくりしました。
Oさん「オレのパート、歌えるの? すごいな!!」
娘は歌えて当たり前と思っていたようで、「すごい」と言われたことに驚いていましたが…。
路上でオリジナルを歌う人の 下のパート。
聞き取れます?
聴いている時に上のパートにかき消されるか、歌う時に上のパートにつられてしまうか、しません?
この時、ほんとに歌に集中させてみたいと思いました。
本人は全く望んでいなかったので、今に至る…です。