こちら、もとフーテンの柴次郎さん。
どこから来たのか、誰に飼われていたのか、
本当の名前は何だったのか、何も分かりません。。
ある晩、散歩中のリックンに突然ついてきて、
あくる朝には、いなくなっていたのに、
その日の夕方、またウチにやって来ました。
以来、家で面倒見ること7年目。
我が家へ来たときは、もう
かなり年寄りに見えました。
ガリガリにやせて、
しっぽは使い古したほうきのように
毛が少なくなっていました。
我が家で保護してすぐに獣医さんに連れて行きました。
「弱っているけど、病気はないよ。10歳くらいだね。」
と言われました。歯を見ると分かるんだそうです。
それから、「飼い主さん探してます」のチラシを作って、
あちこち配ったり、張ってもらったりしました。
ネットの掲示板にも載せましたが、
結局、飼い主は見つかりませんでした。
翌年、我が家の犬として、
「柴次郎」という名前で登録しました。
柴で、2番目の犬なので柴次郎です。
お散歩中に、ご近所さんに「お名前は?」と
聞かれて「シバジロウです」と答えると
クスッと笑われることがありました。
え?と思っていましたが、
先日、理由が分かりました。
夫がテレビを見ていると、なんと
「フーテンの芝次郎」さんがいたのです。
旅する豆柴、豆助が大きくなったみたいな柴犬です。
でも、実は家では誰も「柴次郎」なんて呼びません。
それは、あくまで公の書類用。
みんな「柴G」と言っています。
Gは、ジィ(爺)です。
だって、柴のおじいさんだから。