まもなく100周年を迎える横浜市交通局、市営バスの車両もいろいろな種類があって記録するバスファンも多いです。
そんな市営バスですが、かつて金沢派出所というのがあったそうです、名前の通り金沢区内の路線を担当しており住宅地エリアは京浜急行バスのエリアであるため市営バスは埋め立て地の湾岸部分を担当していたそうです。当時はシーサイドラインも開業しておらず京急富岡駅近くの富岡バスターミナルから並木や幸浦へのバスが出ていたそうです、また磯子営業所の110系統も担当しており横浜駅にも乗り入れていたことになります(現在は京浜急行バスの単独運航)。
湾岸も人口が増えてきましたが、同時にシーサイドラインが開業し、金沢派出所のバス路線は利用減少となったため磯子に路線を統合し、その後廃止となったそうです。現在金沢派出所の生き残りは61系統と117系統のみで、それも一部区間は廃止になったりしているため当時とは別の姿になっています。現在では横浜市営バスに派出所は存在しておらず(どちらかというとかつてあった野庭や港北ニュータウンはそれに近かったような気もする)、新たな営業所も出来ていませんが100周年という節目に金沢派出所を思い出してみるのもいいかもしれません。
富岡バスターミナルに入線する磯子営業所の294系統、一日数本だけ見られる光景でしたが金沢派出所時代はもっと見られたのかもしれません。
タイミングによっては京浜急行バスも来ました。金沢区は追浜か能見台の担当でしたが廃止になった94系統のみ杉田が担当しており飛び地路線のようになっていました。
294系統でやってきたバスは94系統として金沢区総合庁舎に向かいます。2007年式のUDでしたが、車内にはバスカード取扱のステッカーが裏から見えてました(笑)最近は貸切に転用されたのもいるそうなので見るなら今のうちですね。