160cmだけど、私の脚は短いほう?

ユニクロのSMサイズ基準で確認してみます
 

一般的に、ユニクロのレディースパンツは160cm前後を基準に設計されていると言われています。
 

そうであれば、SやMサイズの丈感は、159〜160cm女性の平均的な脚の長さに合っているはずですよね。

それなのに、「なぜか長く感じる」「いつも少し中途半端」そんな違和感を感じたことはありませんか。

今回はまず、160cm女性の平均的な股下がどのくらいなのかをデータで確認し、そのうえで、スマートアンクルパンツを例に、このパンツが本当に159〜160cmの平均的な脚の長さに合っているのか。
 

それとも、
自分の体型が平均と少し違うのか。

160cm女性の視点から、客的に証していきます。
 


159〜160cm女性の平均股下は、こう考えると分かりやすいです

日本の公的な体型データ(NITE)によると、身長159〜160cmの日本人女性の平均的な股下(脚の長さ)は、
およそ7172cmとされています。

これを身長に対する比率で見ると、脚の長さは、身長の半分より少し短い程度です。
 

多くの既製服ブランドでは、この数値をひとつの目安としてパンツの丈を設計しています。
 


問題は、ここからです

もしブランドの基本丈が、
この**平均股下(71〜72cm)**を基準に作られているとしたら、

自分の股下が平均よりたった1cm短いだけでも、パンツは長く感じやすくなります。
 

裾が中途半端な位置で止まり、「なんとなく似合わない」そんな印象になることもあります。
 

そして、もうひとつ大切な点があります。

この数値は、あくまで平均だということです。
 

実際の着用例を見ていくと、
159〜160cmの女性の中には、平均より少し短めの股下に当てはまる方も少なくありません。
 

だからこそ、同じ身長でも、「既製服がちょうどいい」と感じる人と、「いつも長い」「しっくりこない」と感じる人に分かれてしまうのです。
 


では、国民的パンツはどうでしょうか

ユニクロのスマトアンクルパンツです。
「国民パンツ」と呼ばれることも多い、定番アイテムですよね。
 

S・Mサイズは、本当に160cm女性にとって基準的にちょうどいいのでしょうか。

公式サイトの160cmモデル着用写真を見ると、確かに身長は160cmと表記されています。

ただ、よく見ると、スニーカーを履いた状態で、裾が足の甲にれているのが分かります。

身長160cmモデルがスマートアンクルパンツを着用し、スニーカーと裾が軽く触れるアンクル丈のフィット感を確認できる着用イメージ

身長160cmモデル着用。スマートアンクルパンツの裾がスニーカーにほんのり触れるアンクル丈。

出典:ユニクロ(UNIQLO)

この感覚、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

「160cmなのに、なぜか長く見える」その違和感が出るポイントです。
 


なぜ、こう感じるのでしょうか

※ここからは推測です。
 

スマートアンクルパンツが発売された当初は、
スニーカーではなく、フラットシューズや甲の低いローファーなど、きれいめの靴を想定して企画された可能性があります。

一方、現在はスニーカーが日常的になり、最近のモデル写真でもスニーカー着用が主流になっています。
 

問題は、
トレンドの靴の形(甲の高さ)がわったにもかかわらず、パンツの股下はほとんどわっていないことです。


その結果、159〜160cmの女性がS・Mの通常丈を履くと、裾が足の甲に触れやすくなります。
 


マネフィットで検証してみました

マネフィットでは、
股下72cmの160cmマネキンを使い、スマートアンクルパンツを実際に着用させて検証しました。

裾と靴の部分を拡大すると、本当にれるかれないかの位置にあります。

 

股下72cmの身長160cmマネキンを使用し、スマートアンクルパンツを実際に着用した際の裾とスニーカーが触れそうで触れない丈感を確認できる着用イメージ

股下72cm・身長160cmマネキン着用。スマートアンクルパンツの裾がスニーカーに触れそうで触れない、リアルなアンクル丈のバランス。
 

見た目では問題なさそうでも、
日常的に履いていくと状況は変わります。
 

パンツは着用を重ねることで、11.5cmほど下に落ちるためです。
つまり、最初からギリギリの場合、実際の着用では足の甲に触れる可能性が高くなります。

(この検証ではMサイズを着用し、股上の起点には約1cmの余裕を持たせています。)
 


では、あなたの場合はどうでしょうか
身長160cm・股下72cmのマネキンを使用したサイズバランス確認用イメージ

身長160cm・股下72cmのマネキンイメージ。
 

◆股下が71cmの場合

→ 甲に触れ始める可能性があります。
 

◆同じ160cmでも、股下が70cmの場合
→ より触れやすくなり、「パンツが長い」と感じやすくなります。
 

同じ身長でも、股下12cmの違いは、丈感に大きく影響します。
 


いちばん大切な結論

すべての判断の出発点は、ひとつだけです。
 

自分の股下を正確に把握しているか
それが分かってはじめて、このパンツが「もともとこういう設計なのか」「自分にとって長いのか」
を見分けることができます。
 

もしかすると、スマートアンクルパンツは、発売当初の基準ではちょうどよくても、スニーカーが主流になった現在では、少し長く感じやすいパンツになっているのかもしれません。
 


159〜160cmの読者さまへ

マネフィットでは、
159〜160cmを基準に、実験と観察を重ねた専用コンテンツをこれからも更新していきます。
 

ここが、
自分の「基準サイズ」が見つかる場所になれば嬉しいです。
 


ひとことでまとめると

160cmなのにパンツが長く感じるなら、
原因は身長ではなく、「股下 × 靴」の組み合わせかもしれません。