159〜160cm、私たちは本当に「自分の股下の長さ」を正しく測れているでしょうか
まず、ひとつだけ質問させてください。
ご自身の股下の長さ、つまり脚の長さを、正確な基準で把握していますか。
ここで、重要な基準から整理します。
身長とは、足裏から頭頂部までの高さを指します。
それなら、股下の長さ(脚の長さ)も同じように、足裏からYゾーンの中心までの高さで測るのが
最も正確な基準になります。
では、次の質問です。
この基準で、股下の長さを実際に一度でも正確に測ったことはありますか。
意外に多くの方が、股下の長さを正確に測った経験がなかったり、この基準とは異なる方法で
自分の股下の長さを認識している場合が多いようです。
その結果、同じ身長なのに、パンツを履くたびに「長い気がする」「どうもしっくりこない」
という感覚が、繰り返されてしまいます。
📏 正しい股下の測り方
まずは、正しい股下の測定方法から確認しましょう。
写真のように、
両足を10〜15cmほど開いて立ち、
足裏からYゾーンの中心(股の中心)までの
垂直の高さを測ります。
この数値が、
股下の長さ、つまり自分の脚の長さの基準値です。

両足を10〜15cm開き、床から股の中心までを垂直に測定することで、股下(脚の長さ)の基準値を確認します。
📐 公式データではこう定義されています
日本の公式体型データ(NITE)でも、
股下の長さは床(Floor)から股の最下点(Yゾーン)までの垂直の高さとして定義されています。
この基準で見ると、身長159〜160cmの日本人女性の股下は、おおよそ70〜73cmの範囲に位置します。
ぜひ今、
一度測ってみてください。
これまで知っていた数値と、同じでしょうか。
ここまでは、
**「自分の体の基準」**についての話です。
ここからは、
**「パンツの基準」**に移ります。
🧵 パンツの股下寸法はこう測られます
次に、パンツの股下寸法の測り方を見ていきましょう。
パンツの股下寸法とは、
裾の先から内股の縫い目に沿って、Yゾーンまでを測った縫製線の長さのことです。
ここで、重要な違いがあります。
◆自分の股下(脚の長さ)は
→ 足裏からYゾーンまでの垂直な高さ
◆ パンツの股下寸法は
→ 縫い目に沿って測ったカーブの長さ

脚の長さの基準となる「床からYゾーンまでの高さ」と、パンツの「縫い目に沿った股下寸法」の違いを並べて比較しています。
しかし日常では、
この二つを同じ意味の言葉として使ってしまうことが少なくありません。
その結果、
自分の脚の長さも、パンツの股下寸法と同じように脚のラインに沿って測るものだと
誤解してしまいます。
整理すると
◆自分の股下(脚の長さ)
→ 垂直の高さで測る
◆パンツの股下寸法
→ 縫製線の長さで測る
この二つを混同し、自分の脚の長さを縫製線のようにカーブで測ってしまうと、パンツ丈の判断に
ズレが生じやすくなります。
結論|なぜ「しっくりこない」と感じ続けるのか
これまで、パンツ丈がどうもしっくりこなかったとしたら、その理由は
身長や体型のせいではないかもしれません。
多くの場合、
自分の股下の長さと
パンツの股下寸法を
同じ基準で考えてきたことが原因です。
自分の股下(脚の長さ)を正確に知っているということは、パンツ選びの基準をひとつ持っているということです。
基準が明確になれば、
パンツが変わっても丈感がブレにくくなります。
サイズ表に書かれた股下寸法を
そのまま理解し、
履いたときの印象を
事前にイメージできるようになります。
覚えておいてほしいのは、ひとつだけです。
**自分の脚の長さは足裏からYゾーンまでの「高さ」**であり、
**パンツの股下寸法は縫い目に沿って測った「長さ」**です。
この二つを、同じ基準として考えないようにしてください。
ひとことでまとめると
159〜160cmでパンツ丈がしっくりこない場合、問題は身長ではなく、
「股下とインシームを同じものとして考えてきた基準」にあるのかもしれません。