160cm基準 スマートアンクルパンツ サイズ表の読み方④
— Yゾーンに合わせてはくか、少し下げてはくか
スマートアンクルパンツのサイズ表に記載されている
インシーム丈は、
そのまま「自分の脚の長さ」として受け取る数値ではなく、
脚の垂直方向の高さとして変換して理解する必要がある
という点を、これまでの回で説明してきました。
仕組みが気になる方は、
前回までの記事を先に読んでいただくと分かりやすいと思います。
🔹 ここまでの要点整理
スマートアンクルパンツ S・Mサイズの場合、
サイズ表ではインシーム丈が 66cm と表記されていますが、
これを脚の垂直高さに換算すると 約64cm になります。
この差が生まれる理由はシンプルです。
- 脚の長さ:床から上に伸びる 垂直方向の高さ
- パンツのインシーム丈:パターン上のカーブに沿った長さ
そのため、パンツを実際にはいて
重力に沿って垂直に近い状態で落とすと、
インシーム丈は 垂直基準では短くなる というわけです。
そして、この数値を正しく使うためには、
自分の股下の長さ(脚の長さ)を正確に把握していること
—— ここまでが前回までの重要なポイントでした。
❓ 160cmの方に、もう一つ確認してほしいこと
スマートアンクルパンツをはくとき、
ウエスト位置はどちらでしょうか。
- Yゾーンにぴったり合わせてはく
- 少し下げて、余裕をもたせてはく
実際には、どちらの方もいらっしゃいます。
そしてこの違いが、
これまで説明してきたインシーム計算以上に、
パンツの丈感に大きく影響します。
📸 写真を見てみましょう
同じスマートアンクルパンツでも、ウエスト位置によって裾の見え方は大きく変わります。
左:通常位置で着用
右:ウエスト位置を1cm下げて着用
身長160cmでは、わずか1cmの差がアンクル丈の印象を左右する分岐点になります。
ウエスト位置を下げてはくと、
スマートアンクルパンツの 裾位置も一緒に下がります。
これはとても自然なことです。
ただし、160cm基準では結果が変わってきます。
⚠️ 160cmで起こりやすい問題
160cmで、比較的脚が長めな
股下72cm の場合でも、
ウエスト位置を わずか1cm下げただけで、
スマートアンクルパンツの
前側の裾(センタープレス部分) が
靴の履き口に触れてしまいます。
ここから違和感が始まります。
👟 裾と靴が当たるとどうなるか
裾と靴の間に干渉が起こり、
前側に 不自然なクッション が生まれます。
その影響は太ももラインまで伝わり、
パンツ全体のシルエットが
歪んで見えるようになります。
結果として、
「なんとなくフィットが悪いパンツ」に見えてしまいます。
🔻 なぜ160cmでは特に影響が大きいのか
ウエストを下げた分、
裾が下がるのは当然の現象です。
しかし 160cmの女性の場合、
この変化は単なる丈の違いではなく、
まったく別のパンツのような印象 につながります。
✅ まとめると
160cmの女性がスマートアンクルパンツを選ぶ際、
丈より先に
どんな靴をはくか(靴の履き口の高さ) を決めていないと、
はいたあとに
- 裾が靴に当たり
- シルエットが崩れ
- 結果的に あまりはかなくなる
という流れになりやすくなります。
📌 結論
スマートアンクルパンツの裾が
靴の前で不自然なクッションを作り始めた時点で、
そのパンツは 「丈が曖昧なパンツ」 になります。
だからこそ、160cm基準では、
正確な丈の予測と
事前の丈・お直し設計がなければ、
スマートアンクルパンツは
「よくはくパンツ」になりにくいのです。
