なんだかそういう動物的な勘は働くことがあるのです。
「ハゲちゃん、広がってないといいな…」
そして帰ってすぐ。
「とみちゃん??」
ハウスの中で休んでいる彼を起こして、気になる様子を見てみようと……
「あっ…」
ショックで、絶句。
そして、なんだか涙がにじみ出てきました。
ハゲちゃんは、今までの二倍くらいの大きさに、首の後ろをぐるっと広がっていたのです。
「とみちゃん!どうしたの?どうしたの?」
また、かさぶたがはがれた様子でした。
前にもまして、目立つ傷口。
掻いてしまったのか、新しい血のあとがまた少しありました。
そして、彼が寝ていたハウスの中の綿にも、もちろん…
どうしよう。お医者さん?週末くらいと思ってたけど、やっぱり、今すぐ、お医者さん?
とみちゃん、どうする?行く?
でも、ご飯たべてるかしら?
ペレットが減ってない気がする。
まずは食べさせよう。
お医者さんは、とみさぶろうがとても怖がります。
連れていくのは、食べさせてから、考えよう。
今、傷が化膿している様子はないし。
ハムスターミルク。
とりあえず、ハムスターミルク作らないと!

とみさぶろう:むしゃむしゃむしゃ…

とみさぶろう:ぺろぺろぺろ…
とみさぶろうは、しっかり、10分ぐらいかけて、休まず、一生懸命、ミルクを食べてくれました。
そして、ケージへ戻してすぐ。
ポロッ、と…
とっても大きな…うんちをしたのです。
1つ。
今、食べたとこだよね?
これが、ハムちゃんの、ペースなんだ!
こんなに早いんだ。
変に聞こえると思いますが、感動しました。
このエネルギーがあれば!!
この生命力があれば。
大丈夫、やね!!
治るよ。絶対、治るよ!
ハゲちゃんは、あってもかまわない。
傷さえ治ってくれれば。
飼い主ちゃん、全力でお手伝いするよ!
とみさぶろうは、頑張っています。
飼い主バカですが、褒めさせてください。
すみません。
とみさぶろうは、とっても頑張っています。
飼い主の方が、怪我した子に励まされるなんて。
でも、励まされてしまいました。
やっぱり、とみさぶろうは私にとって、特別な子です。

とみさぶろう:帰ってからも、またちょっとミルク食べたんだよ。
ままったら、ぼくのうんち見て、よろこんでたの。
へんなこ、でしょ???