「そうよ、わたし幸せかもしれない。。」

ぶつぶつとそんな事を呟きながら、少しだけ離れたお米が保管してある倉庫に向かっていた。

お米用の冷蔵庫から玄米を取り出し、それの左に位置する 精米機で玄米を若干白米寄りにしてみた。

気分によっては、100%白米精米をやっちゃう時がある、
今日は、健康と美容を考え ブラウンライスってとこね。

私の娘は私を嫌って一緒に住まないわけでもない、
私のわがままで ゴッチは一緒に住んでくださる、
両親を恨むどころか 感謝に値する人達だ、
花や野菜を育てるスペースもある、
憧れのターシャ デューダーは夢はない。

「わたし、今 しあわせかもしれない…」

冷静になってみるとさ、思い出の中から、母の声がする。

「おかえり」って玄関が開けてある扉が昔はあったさ。
過去は未来だ、逆行してもいい頃かもしれない。