ごっち、彼の吸ったタバコの煙が風に揺られて窓から入ってくる、
その煙を体に吸い込みながら、たばこを吸った気でいる、そんな私が好きだ。
女性にとって、たばこはお肌に悪いのなんのって、
考えてみりゃあ、誰だってわかるさ。
恒例の朝夕一本ずつのタバコの数は、日に日に増えたり減ったりと、、
そうそう、いま彼が私の後ろをさっと通ったよ、
その煙の臭いは私のもんだってこと。
吸った気でいられるうちが 平安な日である。
昨日の彼の40度の熱は一気に下がり、
食欲はみるみる上がり、
高校生ぐらいの少年と一緒に住んでいるようなものだ、
もちろん反抗期が来る前の高校生。
仕事三昧の毎日から解き放たれた彼は、
手持ち無沙汰で家中うろうろと、愛犬たちよりも騒がしいかぎりだ。
洗い物や、お風呂も入れ、せっせとこなす 高校男児よ、
明日はもはや仕事へ向かう背を見せては、
私の愛が君の薬だったかと…
ほんにそう思わずにはいられない。
よし、そうなれば、
しめは、明日のお昼にお握りでも握ろうか、
胃袋を満たされ、満たされる行為を愛だとシンプルに思っている。
それにしても今日は、おかゆを3回も作ったさ、
おやつにお汁粉、クッキー、
お昼は鮭を焼き、夜はトンバーグを焼いた。
病は良い気をくらえば勝手に良くならざるを得ない、
36.8度を示す体温計はそう語る。