先日、新聞を読んでいたら目に飛び込んできたコラムがありました。
向田邦子の随筆に「手袋をさがす」とい随筆があり、
あらすじは
手袋を欲しいのだけれど
気にいったのが見つからず
妥協するのも嫌なので手袋なしでひと冬を過ごす女性社員に
上司が
君のやっていることは手袋だけではないかもしれない。
そんなことをしていると女の幸せも逃してしまうかもしれないよと諭されます。
女性社員ははっとしてないものねだりの高望という自分の性格と向き合います。
向き合って出した結論は
自分のいやなところととことん付き合おう、ここで妥協して手頃な手袋を買ったとしても
結局、気にいらなければはめないのだ、と。
新聞に掲載されていたコラムはこの随筆と向田邦子さんの生き方、たたずまいを絡めた内容だったのですが、
今、こんな風な生き方をしている人はどのくらいいるのだろう・・・
不器用な生き方だけれど
とても魅力的に感じました。
今の世の中、手頃な代用品や楽ちんな人間関係
器用に生きようと思えばいくらでも
生きられます。
でも、もし、自分が不器用な生き方しかできないと思うのなら
どこにこだわっているのか、
そしてそこにとことんこだわった時に何が得られるのか
向き合ってみるのもいいですよね。
また、器用にすいすいと人生を泳いでいると感じている人も
自分の心の底にもしかしたら
こんな風にこだわっている部分があるかもしれない。
それを探してみるのもいいかもしれません。