昨年、公開された映画「プレシャス」
アメリカのハーレムに住むプレシャスは17歳。
父親からの性的虐待ですでに子供が一人いる。
学校では一言も発せず、読み書きができないので皆に相手にされない。
さらに妊娠したため、学校も退学になる。
家に帰れば生活保護を受け、働かない母のための食事をつくる。
しかも母はプレシャスにたいする父からの性的虐待をかばうわけではなく、
「私の男をとった」とののしり、虐待をする。
そんな希望のない日々を耐えるには
現実逃避のあり得ない夢をみて、
誰かがここからつれだしてくれるというかなえられない妄想を抱くしかやり過ごす方法はない。
そんなプレシャスがある一人の教師とであうことにより
自分自身の人生を一歩一歩踏み出していく。
虐待され、否定され続けた人生の中でそれでも父や母の言うことが真実だとおもいこまざるを得ない
環境はせつなくなる。
そして、一歩また一歩と歩みだし、
世界が広がるにつれ、母の言うこと、父のいうことが
すべて正しいというわけではないと気づく。
人はどんな境遇においても
自分で歩きだせば環境を変えることができる。
いつまでも、不幸のど真ん中にとどまらずに
自分自身が一歩踏み出すことにより抜け出せるという力強い
メッセージのある映画です。
力強いメッセージを