僕が結婚した理由の一つに、
一人暮らしにあきたことがある。

一人は毎日が平凡で
もはや刺激がなかった。

君との生活は毎日が幸せだった。
毎日が同じ日はなかった。
ただ君が怖かった。
君の顔色をうかがう日々がいつしか始まった。
君の機嫌を損ねないようにする日々が始まった。

君は外ではそんな顔ができないからと、
家では不機嫌な顔をしていた。

そんなある日から僕は君に興味が薄れていったのかもしれない。

僕は君が好きだ。
それは君が笑ってる顔が好きだったのだろう。
君がいつも家で不機嫌でいると思うと、
僕はいつしか家へ帰るのがつらくなっていった。
この頃、少しずつ君との会話も減ったと思う。

ごめん。

君に何を話しかけて良いか分からなくなったのだ。
君はきっと気がついてなかっただろう。
気がついていたかもしれなかったが、
修正の仕方が分からなかったのだろう。

僕はいつしか怒るときしか本音が言えなくなっていった。

何でこうなったのだろう。

何を間違えてしまったのだろう。

そんなことを考える日々が続く。

だがいつも君が救ってくれるのだ。
迷いや不安を抱えた僕に、
君は一言こういった。

あなたを変えることはできないから
私はあきらめたの。

悲しかったが、少しほっとした。
君は君であり、
迷いもなく、
自分のペースを常に歩き続けるのだ。

君が君でいてくれる。

君は自分だけで歩けるのだ。

僕は自分で歩かないといけないのだ。
僕は自分だけで歩かないといけないのだ。

きっとこれを超えたら、
少しだけマシな人間になれるのだろう。

それは君からのプレゼントだろう。

君には感謝しかない。
ありがとう。