2018年製作。この頃から製作した時期の記録が残ってます。

初めて作った女の子フィギュアです。というかフィギュア単体としての模型はこれが初めてになりますかね。

これまでフィギュアといったら戦車や飛行機、或いはMSとかATとかの操縦士を作ったくらいで、なのでサイズも1/24から1/144みたいな物ばかりでしたので。

バンダイがフィギュアライズラボラボと称して立ち上げた新シリーズで、この1作目が「赤い成形色の上に肌色のプラを薄く流すことでグラデーションのようなリアルな肌を表現する」という驚異の技術というか狂気の技術というか、パチパチはめ込んで組み立てるだけで塗装したみたいなフィギュアが作れるよって凄いものが出た訳です。

こりゃー凄いな元ネタはよう知らんけど(後に調べましたところ「ガンダムビルドダイバーズ」という、ガンプラを仮想空間で戦わせるっていう設定のアニメだそうで、「プラモ狂四郎」みたいなもんですという説明で理解しました)触ってみたいぞこのキット、と思ったんですがやはり注目度が凄まじく予約は瞬殺で発売前からプレミアみたいな状況でした。

発売当日にネットサーフィンしてましたら、キャンセルが出たのかジョーシンwebでぽろっと在庫あり表示になりまして勢いでポチってしまい、転売は自分も好ましからず思ってますゆえ買ったからには作りましょうと、初の女の子フィギュア作成となった次第でした。

 

コンセプト通りパチパチはめて組み上げておースゲーとやるだけのつもりでいたんですが、仮組みしてみますとやはりそこはプラモデル、

・一部に合わせ目が発生する(髪の毛、顔と首の隙間、右手の指のあたり)

・腕とか一部の肌色にはグラデ表現なし(細くて複数色成形が難しいんでしょうかね)

・ゲート痕が見えるところに出る(特に脚と腹部は複数色成形のためゲートが太く、その分痕も大きい。脚のゲート痕は重なる部分とか見えにくい箇所に設定してあるが、そうはいっても見える)

といった限界があり、そのままという訳にもいくまいと一部改修することとなりました。

腹部と脚部のゲート痕は、埋めるためにピンバイスで掘って一度ある程度の大きさの穴を作りました。手が滑って余計なとこにも開けてたかもですが、ゲート痕はだいたいはこんな箇所でした。この写真では見えませんがあと踵とかですね。

 

そしてこの時期、ボーナスはたいていくつか道具を購入しまして、

まっとうなエアブラシ(クレオスL5のコンプレッサーセット)、

 

それからヒートペン

プラを溶かして加工するという、ハンダゴテの温度を下げたような加工道具になりますが、それらの練習も兼ねることにしました。

 

このヒートペンというのがなかなかに難しく、うまくくっつかないとか周囲のプラも溶かしちゃうとかいろいろありましたが、材料のプラはランナーからいくらでも取れますのであれこれ失敗しながらやってました。うまくくっつくと何せ同じプラですから違和感は少なく、上手に使えれば非常にいい道具と思いましたが、経験不足でなかなかそのうまくくっつかせることが出来ず、瞬着カラーパテ(肌色)との併用で進めました。

とは言えこのフィギュアライズラボ、売りの「赤い成形色の上に肌色成形色を重ねて透けさせる」技術のために、せっかくヒートペンやカラーパテで肌色プラを埋めても赤の透けがないためにその周囲と色味がずれてしまうんですね。やる前に気付け自分。

そしてどうにか埋めたとしても完全に同化する訳でもないのでやはりサフ等の処理はしたくなり、でもサフなんか吹いたら折角の透け表現が消えてしまうというジレンマ。

自分なりの落とし所として、加工した箇所にピンポイントの部分塗装でエアブラシの細吹きで肌色サフ~塗装を行うこととしました。

 エアブラシも慣れてないので随分何度もやり直したりして。細吹き難しい。タミヤの古いスプレーワークスってのを持ってはいたんですがあまり使っておらず、今回から本格使用です。でも持ってたスプレーワークスよりは断然使いやすいです。当たり前ですが道具は値段が出ますね。

 

そんなこんなでヒートペン(&カラーパテ)とエアブラシで、最終的にはパッと見ゲート痕が気付かない程度には持っていけたんじゃないかと思ってます。

 

その他、顔パーツと首の繋ぎ目も同様にヒートペン埋め~塗装

 

腕は上記の通り単色成形なので、赤味を吹いてグラデーションとし他の部分と近づけています。

 

そして髪の毛パーツですが、こちらも各合わせ目を埋めています。

顔パーツの上部のダボ廻りを削り込んで前髪パーツを後ハメできるように加工し、まず前髪の3パーツを事前に接着・合わせ目消し~塗装をします。頭部のメイン髪パーツも一旦塗装しておき、最後に組み上げて前髪を取り付けたところで頭部と前髪の境を合わせ目処理しまた塗装としました。

前髪の合わせ目は段差的表現としてそのままという解釈もありましたが、元アニメの設定画を見てみるとそのような髪形でもないようなので埋めることとしました。

水着パーツはファスナーの銀色だけ塗装で、黄色と黒の部分はコンパウンドで磨いたのみだったと思います。元々グロス表現になっていて、元パーツのままでも十分ピカピカになっててこれまた凄い成形技術です。

目とかこれ塗装でもデカールでもなくプラモのままなんですよね。ここが本当に凄い。透明レジンを乗せて艶増ししていますが、そのままでも十分です。

 

全体として多少の修正はしましたが、そのまま組み立てるだけでも十分な高クオリティのフィギュアが完成するバンダイの狂技術を堪能しました。

完成後にはヤフオクで売却いたしましたが、これはキット自体にプレミアがついていたこともあって結構な値段で売れまして、家族で鰻が食べられました。ありがたや。

 

 

 さてこのキット、翌2019年でしたか、色変えでSecond Scene と銘打って再販(?)がかかりました。実際には改良版ということで、上記の目立つゲート痕が大幅に修正されています。

極太だったゲートが細くなっており、また腰パーツはゲート位置が変更されて組立後には見えない箇所にゲート痕が来るようになっており、クオリティが向上しています。

 こちらも入手しまして実際に確かめました。腰部は本当にゲート痕が見えない位置になっており埋め不要、脚も痕がかなり小さくなっていて、パチ組みでもそんな気にならないレベルになっていました。バンダイさん本当にすごいです。

 腰部は抜かして他は概ね前回同様のゲート痕・合わせ目処理を行い完成させました。キットの改良と自分の経験値の向上と相まって、1作目より相当な短期間で完成させられました。

Second Sceneは黒水着なんですが、エアブラシの練習がてらちょっと遊びで別の色で塗装してみました。公式サイトで見た元アニメの資料から普段の服装(普段からこんな格好してるんですかねこの娘さんは)と同じカラーリングにしています。

1作目と同様に顎や髪の合わせ目処理をやっています。

 

こちらも完成後に売却しましたが、キットのレア度が下がったこともあり1作目よりはだいぶ下がりましたが、寿司が食べられました。ありがたや。

 

 これでフィギュアの経験も少しながら積めたので、今後の選択肢が増えたかなと思います。いつか作ろうと思っていた1/8ボトムズのキリコちゃんとか。