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Sadless Madness

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前回: 5月の長期ツーリング 準備編 - 04 靴 [RSS006]

 

旅行って、着ていく服がすごく重要だよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そんな重要な服を、安く手に入れられたら嬉しいよな!!!!!!!!!!!!!!

そうです!!!!!!!!!ここなら安く手に入れられるんだよ!!!!!!!!!!

 

必要ない人にはとことん必要ないけど、使う人にとってはめちゃくちゃ使える、そんな服ばかりを選びました!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

店舗はおなじみの“ユニクロ”!!!!!!!!!!

そしてもうひとつが労働者とアウトドア派の味方!!!!“ワークマン”だ!!!!!!!!

無職のくせに『ワークマン』行ってんじゃねえぞとかほっとけ馬鹿野郎!!!!!!!!

 

 

まずユニクロのこちら!!!!!!!!!!!!!!!

“ポケッタブルパーカ”!!!!!!!!!!!!!

商品名にリンクを貼ってあるから気になるなら見てくれよ!!!!!!!!!!!!

 

価格はなんと税込み2,150円!!セール価格だけどな!!!!!!

定価は3,230円だッッッッ!!!!!!!!!!!!

 

ユニクロは、自分が欲しいと思ったものを予め自分なりにブックマーク登録しといて、いざセール価格になった時に買うというやり方が最も満足できると思うぞッッッ!!!!!!!

俺は滅多にユニクロで買わないけど、買う時は必ずセール品のものだッッッッ!!!!!!!!

 

 

この服は軽くて薄くて、超コンパクトにたためるんですよね!!!!!!!!!!!!!

 

こういうかるうすコンパクトのジャケットなら元々モンベルのものを持っているんだが、僕は今更気づいたんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!

安いものほど使いやすいことに!!!!!!!!!!!!!!!!!!

と言うのは、アウトドアメーカーの服って価格がすごく高いから、使い惜しみ

してしまうんですよね!!!!!!!!!!

“もったいないから特別な時に着よう”とか“汚れたら嫌だから他のを着よう”とか

アホ丸出しですよ!!!!!! 服は腕時計のコレクションじゃねえぞ!!!!!!!

 

と、いうことで、ぼくは目が覚めました!!!!!!!!!!!!!!!!!!

汚れたり、破れたり、もしかしたら盗まれたり、そんな嫌なアクシデントが起きても安いからまだダメージが少なくて済む!!!!!!

そういう気持ちで気兼ねなく使いまくれることも、安いことの利点の一つです!!!!!!!!

 

話を戻そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

このジャケットにはポーチが付属してあり、かなり小さく収納できるのだ!!!!!

ポーチに入れた写真は後で載せるぞ!!!!!!!!!!!

 

なので、荷物を圧迫しない!!!!!!素晴らしいことじゃないか!!!!!!!!!!!!!

有効な使い方としては、やはりその携行性を活かし常にバッグ等の隅にでも入れておき、

ちょっと寒いかなと思った時に気軽に一枚追加できるのが非常に便利だし、あるいはアウターの下にこいつをインナージャケットとして使うのもアリだろうッッッ!!!!!!!!!!

仮にこのジャケットの出番が全く無かったとしても、荷物にならないから別に困らんしなッッッ!!

 

 

あと、買ってないけどユニクロでもう一つ目をつけてるものがあるッッッッッッ!!!!!!!!

“ブロックテックパーカ”というものだっっっっっ!!!!!!!!!!!

もろに登山メーカーのソフトシェルジャケットど真ん中という見た目だが、きっとそれらの高価格商品に対して機能的に見劣りしないだろうッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

これは定価が6,470円なので、セール価格ならたぶん5,390円になるはずだ!!!!!

その時が来たら購入しよう!!!!!!在庫が残ってるかはわからんけどな!!!!!!

 

定価なら別にいらないけど、セール価格の時だけはなぜかすごくほしい!!!!!

それがユニクロマジック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

では、続いてはワークマンのこのジャケットだ!!!!!!!!!!

 


“ストレッチソフトシェルジャケット”!!!!!!!!!!!!!!!!
税込み
2,500円!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ワークマンはいつも在庫をあまリ持たず、欲しい色・サイズが買えないことが多く、これも一軒目では売り切れで、二軒目でやっと買えたものだっっっっl!!!!!!!!!!!!!!


写真を見る限りだと最初のユニクロと同じに見えるかもしれんッッッ!!!!!!!!!!
しかしこれはユニクロの物よりもう少し
厚手で、そして気に入った点が生地の手触りが非常に良かったことだッッッッッ!!!!!!

ユニクロのはツルツル、シャカシャカといえば伝わるだろうかッッッッ!!!!!
ああいう生地に比べて触り心地が柔らかくて良いのだっっっっっ!!!!!!!!!!!

生地もかなり伸びるので、バイク乗車で腕を前に出したときも突っ張らないのは魅力だッッ!!

 

本当は、似たようなタイプのジャケットなら持ってるしこの商品を買う予定なんかなかったんだけど、店頭で実際に触ってみて、一発で気に入って購入に至るッッッッッ!!!!!!!!!

サイズはLがちょっと小さかったので、LLを選ぶッッッッ!!!!!!!

ユニクロの方はLがちょうど良く、LLだと少し大きすぎたッッッッ!!!!!!!!

 

ワークマンはサイズが小さめ傾向なので、普段Mサイズだからといってワークマンで同じようにMサイズを買ったらキツイというパターンを味わった人はたくさんいることだろう!!!!!!

ここで服を買う時は気をつけてくれよな!!!!!!!!!!!!!!


そしてこのジャケットにもポーチが付属しているぞっっっぅltつぅt!!!!!!!!!
元々持っている登山メーカーのソフトシェルジャケットはこれよりもっと厚くて、
とてもポーチに収まるような大きさではないっっっっっ!!!!!!!
この厚すぎず薄すぎない絶妙な厚さが良いッッッ!!!!!!!!!

ただ、当然だがユニクロよりも厚さがあるため、ポーチに入れてもそれなりにでかくはなるっ!!

 

このジャケットは普通にアウターとして使うつもりだッッッッッ!!!!!!!!!!
きっと5月の四国九州にはちょうど良いだろうッッッッッッ!!!!!!!!!

では、ユニクロのポケッタブルパーカとこのストレッチソフトシェルジャケットをポーチに入れた写真がコレだっっっっっっ!!!!!!!
250mlのコーラと缶コーヒーを隣に置いたので多少イメージしやすいだろうッッlttぅうtぅっ!!!



 

書かなくてもわかると思うけど黒い袋がユニクロ、銀の袋がワークマンだッッッッ!!!!!!

 

 

最後はズボンだッッッッ!!!!!!!

俺はズボンをパンツとは呼ばねえぞ!!!!!!紛らわしいからな!!!!!

 

これもワークマンで“クライミングパンツ”!!!!!!!!(URLなし)

税込み1,900円!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

このクライミングパンツも、一軒目では買えなくて二軒目で手に入れたッッッッッッ!!!!!

しかもこれは、色違いで2本も買ってしまったぞッっっっっ!!!!!!!!!!

 

この商品は、簡潔に言うとただのトレッキングパンツなわけですが、ただのトレッキングパンツでもこの価格ではなかなか買えるもんじゃないのだっっっ!!!!!!!!

とにかくストレッチが効いてて楽だから、基本的にはフェリーの中で過ごす時や満喫で寝る時だが、別にこれでバイクに乗ったって全然いいし、もしかしたら山をちょっと歩いたりすることもあるかもしれないのでその時にこれを履いて楽しんだり、色々使えそうだな!!!

 

すごくわかりやすく野球に例えると内外野そつなくこなせて打席に立ってもそこそこのバッティングをする控えのユーティリティプレイヤー(年俸2000万円)みたいなもんです!!!!!!

じゃあそんな良い選手ならレギュラー起用すればいいと思うでしょうが、残念ながら毎日スタメンで起用できるほどの体力はなくて、怪我をしてしまうんだよ!!!!!!!!!!!!!

だから能力の割に年俸が安いわけだね!!!!!!!!!!!!!!

 

ワークマンではインナーとか靴下とかも買ってるけど、さすがに記事に載せるまでもないのでこれで紹介は終了!!!!!!!!!!!!!!

 

今回の3品、合計してもたったの6,550円!!!!!!!!!!!!!!!

6,500円て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

こんな良さげなものを3つ合わせても

PSソフトのアンシャントロマン(定価6,800円)より安いじゃないですか!!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

※参考記事

 

 

※参考動画↓

 

 

 

いやあ、いい買い物をしたなあ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

次回: 5月の長期ツーリング 準備編 - 06 積み荷 (タナックス MFK-233)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回: 5月の長期ツーリング 準備編 - 03 宿泊-ホテル・ネットカフェ

 

 

ツーリングで使用する靴について。

今まで履いてきた靴がダメになってしまったので、新しい靴を購入するのだが、

今回の主題は「一足だけ選ぶなら何か?」ということになる。

 

バイクツーリングで靴に求められる条件を簡単に書き出してみよう。

・足の保護性能(防滑性含む) ・軽さ ・操作性(シフトとかブレーキ) ・歩きやすさ

・デザイン1(単純に靴としてのデザイン) ・デザイン2(普段履きとして違和感の無いデザイン)

・通気性 ・フィット感 ・防水性 ・脱着のしやすさ ・サイズ調節のしやすさ

 

思いつく限りだとこれくらいだろうか。

デザイン1、2に関しては全く気にしない人もいるだろう。

私も1に関してはあまり気にしていない。2はわりと気になる。

ジャケットだったら多少派手でもバイクを降りてから脱げるからいいが、靴はそうもいかないので、できるだけ地味な方が好きだ。

 

 

 

かなり極端な話だが、例えばとにかく足の保護だけを完璧にさせようと思って靴を選ぶならこのような

 

 

 

オフロードブーツが良いのだろうが、こんなレガースが付いてるガッチガチの靴を一日中履いてられるかというと、ぼくは無理です。

 

靴に限った話ではないが、最初にいくつか挙げたポイントすべてが100%快適なものをえらぶことはできない。

ひとつの点で快適性を求めると、他の部分を多少諦めなければならないことになる。

靴を選ぶ時は“トレードオフ”という英単語を念頭に置き、選ぶ必要がある。

しかし、100%は無理でも、60%、70%なら実現できる靴は確かに存在する。

 

昔ジャンプで連載していて今も単行本が手元にあるのだが

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」という漫画の登場人物が言った

「勇者ってのは全ての能力がそれなりに高い、が、飛び抜けている能力はない。

  力なら戦士には劣るし、魔法力なら魔法使いに劣る。

  何でもできる反面、何にもできねえのが勇者だ。      」

というような言葉が多くの人に強く印象を残したことは有名だ。

 

この言葉を今回のテーマに当てはめて考えるとつまり、

ドラクエの勇者のごとく、抜きん出た性能はいらないが全ての面で70点くらいは与えられる、

一足だけで運用していくならこれを選んでおけばとりあえずは安心。そんな靴が理想だ。

 

 

私の場合だとツーリングに履いていく靴で最重要視しているポイントは

“浸水しない”ということだ。

旅行先で靴が浸水すると本当に最悪である。不快感が半端ではない。

靴下だけ濡れたというのなら、その濡れた靴下は捨ててしまって替えを履けばいいのだが、靴の中まで濡れてしまうと、結局靴下を替えてもすぐにまた同じことになってしまう。

 

浸水しないことだけを目的とした靴のベストは書くまでもなくゴム長靴である。

これはもう穴が空いてでもいない限り、1ヶ月水に浸したとしても浸水はしない。

水の通り道がないのだから当然のことだ。

 

さっきのオフロードブーツと同じようなことを書くが、ではツーリングはゴム長靴を履いていくことが最適解か、というともちろんそんな単純な話でもない。

ゴム長靴は水を100%通さないが空気も100%通さないのだ。

 

雨の時だけならまだしも、天気が良い時だってたくさんあるし、それ以前にバイクに乗ってる時間が全てではなく、降りた時は歩くのだから靴内の空気の循環が少ないゴム長靴は蒸れることになると思うし、それにグニャグニャして歩き心地が悪い。

シフト操作を繰り返すことで甲の部分に穴が空くことだってあるだろう。

 

レインウェアと同じ考え方で、普段は防水性関係ない好きな靴を履き雨が降った時だけ折りたたんで携帯できるタイプのゴム長靴に履き替えるという手段ももちろんあるが、私はそれが好みではない。

レインウェアですらいちいち着るのが面倒だと言うのに、雨が降った時に履き替えるとして、最初に履いていた靴の底は当然泥で汚れているので、その汚れた靴のしまい方を考えるのも面倒だ。

 

確かにツーリングで通常履く靴の他にもう一足持って行ってるが、それはあくまでもホテルにチェックインした後に改めて外出する時とかフェリー乗船時に履く、軽くて脱ぎ履きしやすいだけのテキトーな靴であり、その時は最初に履いていた靴はホテルにでも置いておくのだから邪魔でも面倒でもない。

今回の記事はあくまでも晴天ライディング時、雨天時、歩行時、全てを一足である程度高いバランスで賄える靴を求めたいという趣向である。

 

防水性を持たせつつ湿気を逃がすことのできる素材はある。代表的なもので

GORE-TEX(ゴアテックス)素材というものだ。

これは簡単に言えば、水は通さないが空気なら通れる超微細メッシュシートの何層かの重なりが、靴の表面の裏に入っている。このシートが防波堤となり、靴下を水からガードする。

そして蒸発した汗は靴の外に放出するという魔法のような素材である。

 

おかげで、靴では一見相反しそうな濡れない・蒸れにくいを同時に実現している。

GORE-TEXを始めとしたこのような素材は各メーカー独自に販売しているようで、色んなメーカーのこの素材を全部ひっくるめて防水透湿素材と呼ぶ。

 

ということで、私の希望する条件だとこの防水透湿素材を使用した靴を選ぶのが適切なのは間違いない。

 

 

 

2014年からずっとコミネというメーカーのBK-070をツーリングに使ってきた。

台風に伴う土砂降りを何度も味わったが、この靴は耐え抜いた。

 

 

見た目は長靴っぽいが、れっきとしたバイク用なので履き心地も歩き心地も悪くなかったし、なんと言っても天下のGORE-TEXなので、数年後に劣化するまでは一切浸水はしなかった。

 

 

さすがに今はこんなボロボロになり、ヒビ割れも出てきてソールも完全にすり減ってしまい、防水性も無くなってしまった。

つま先の白いのはアロンアルファで補強したところだが、あまり意味がなかった。


劣化前の防水性には文句なしで100点だったが、とにかく脱ぎ履きがダルい靴だった。
履いてしまえばピッタリなのだが、足首の部分がやたらと狭く、脱ぐ時は毎回力を入れて足から引っこ抜くような感じだったので、ネットカフェやホテルで靴を脱ぐ度に、小さなストレスを感じていた。

なので、次に靴を買う時はこんな長い靴を選ぶのは止めようと思っていた。

長いのはもういやだ、しかしあまり短いと雨が入ってくる。ということで私にとっては、
ハイカットくらいがベストだと思う。ハイカットに絞って選んでいきたい。

 

 

2013年くらいに登山もしないのに買って、最近まで一度も履いてこなかった靴がある。
それがアウトドアメーカーである
モンベルのハイカットトレッキングシューズだ。

 

 

先程のコミネのブーツがダメになったので、じゃあ今回のツーリングはこれで行くか、と最初は考えていた。

この靴もGORE-TEXで防水性はコミネに劣っていないだろうし、降りてからも歩きやすいはずだ、と思っていた。

新品なので5月までに足に馴染ませる必要があると考え、まずは数日間この靴を履いて生活した。

 

ちゃんと試着して買ったので、サイズ、フィット感は良い。

ところが、履いて歩いて初めてわかるような問題もあった。

 

靴自体は確かに良い商品なのだろう、なんと言ってもモンベルだ。

しかし、普段から軽い靴ばかり履いているせいか、なんだか足が重い。

数値的には特別重くないはずなのだが、やけに重く感じて、疲れやすい気がした。これはトレッキングシューズに慣れていないせいもあるのかもしれない。

 

そして、本物の登山靴だけあってつま先の部分に樹脂のカップが付けられていて、足の指を動かした時にその固いカップに接触して痛い。

山ではそれが保護具として機能するが、日常生活で特に意味があるとも思えない。

やっぱり登山靴は登山に最適化してあるわけで、一ヶ月間これを履き続けるのはちょっとつらいものがあると思った。

せっかくの登山靴なので、この靴はハイキング等で使わせてもらうこととした。

 

私は、先に書いたホテル等で履き替える用の靴として、このトレッキングシューズのようなつま先に樹脂カップが入ったセーフティシューズ(安全靴の簡易版のような靴)の軽いものを買うつもりでいた。

理由は、シフトチェンジの際につま先が固いほうが足が楽だと思ったからだ。

しかしどうも私はつま先が固いと違和感が強いようで、セーフティシューズを購入するのはやめた。

今回のトレッキングシューズを試したおかげで無駄に靴を買って失敗しなくて済んだと思うことにする。

 

トレッキングシューズを止めたので、やはり新規に靴を購入する必要がある。

実は2014年のコミネのブーツより以前から気になっている靴があった。

いつか欲しいと思っていたが、いよいよその靴を買うことになる。

 

メーカーはRSタイチのRSS006という品番だ。

 

 

 

私にはたった一人だけバイク乗りの友人がいる。

その友人は本州に住んでいて、2014年にツーリングをしにはるばる北海道までバイクで来てくれたことがあった。

そしてその時に友人が履いてきた靴が、このRSS006なのだ。

 

約一週間共にバイクで走った。その中で雨に降られたのは3日間くらいで、時間にするとトータルで10~15時間くらいだったと思う。

そして最後の方になって友人に「雨が多かったがその靴は浸水したか」訊いたところ、

「浸水はしていない。この靴で良かった。」と答えた。

RSS006は防水透湿素材を使っている。と言ってもGORE-TEXではなく、RSタイチ独自のものだが、とにかく雨の心配はこれでなくなりそうだ。

 

私がこの靴を購入するにあたって、通販サイトのレビューを見たり、参考にする必要はなかった。

3年半前に友人が身を以てこの靴の良さを証明してくれていたからだ。

この靴ならたぶん全ての面で必要な条件を満たすと思う。

 

最初に試着した時から良い感じだった。トレッキングシューズのように履き慣らす必要がなさそうなくらい、足にフィットしていた。

サイズ感は少し大きめに感じる。私の足のサイズは基本26cmでメーカーによってプラスマイナス0.5cmとしているが、この靴だと25.5でも気持ちゆとりがあった。

ピッタリすぎるよりも若干の余裕があったほうが足が楽だと思うし、私にはこのサイズがちょうどいい。

ちなみに先程のコミネのブーツは26cmでもちょっとキツイくらいだった。

 

 

デザインも私は良いと思う。このカラーリングは最近からの新色のようだが、地味で好きだ。

カモフラージュじゃなければもっと良かったが、でもこういう都市迷彩ならウッドランド迷彩よりはずっと好みだ。

 

 

 

こうして履いてみると地味な色合いで非常に良い。

 

 

 

ソールを見てもそれが良いのか悪いのか判断がつかないが、歩きやすければなんでもいい。

 

 

そして、この靴の特筆すべき点はここだ。

 

 

この黒いダイヤルを時計回りさせると、繋がっている黒いワイヤーが締まり、靴がキツくなるというシステムだ。

脱ぐ時はダイヤルを引っ張ると、締まっていたワイヤーが緩くなる。

これはBOAクロージャーシステムと呼び、バイクシューズはもちろん、登山靴やランニングシューズ等、様々なジャンルの靴に使われている。

このシステムの靴を今回初めて買ってみてまず思ったのは、雑に脱ぎ履きしたらワイヤーが切れるんじゃないかという心配だが、そういう例を見かけないのでたぶん大丈夫なのだろう。

 

履きやすさは非常に良い。スッと履けるし脱ぐときもストレスがない。

やはりハイカットシューズくらいが自分には合っている。

 

2014年当時からこの靴を装備していた友人の目利きの鋭さにはただ感嘆するばかりである。

私も遅ればせながら、真似をさせていただこうと思う。

これを履いて運転するのも楽しみだし、降りて歩くのも楽しみだ。

でも雨は楽しみじゃないぞ、全然。

 

次回: 5月の長期ツーリング 準備編 - 05 ワークマンとユニクロ

 

 

 

 

前回: 5月の長期ツーリング 準備編 - 02 日程とルート

 

 

宿泊先の確保はできた。

私のようなバイクツーリングでキャンプを一切やらない(前やってたけどやめた)人間にとってはネットカフェ(以下、漫喫)の使い方がキーポイントとなる。

 

今考えれば大変愚かな話なのだが、私はこれまでの長期ツーリングに於いて、漫喫は

“自遊空間”(以下、自空)しか利用してこなかった。

 

自遊空間

 

 

それは、自空がネットカフェ最大手で、ここだけ押さえておけば十分だと思っていたからだ。

 

確かに自空は業界の大手なのかもしれないが、公共施設じゃあるまいし、店舗がない市だって当然あるわけだ。

自空の有無でルートや走り方が制限されるのはものすごく非効率なことで、こんなやり方は変えていかないといけないと思った。

 

実は漫喫業界の大手は他にもある。それが“快活CLUB”(以下、快活)である。

 

 

 

私は今までここを利用したことが一度もなかった。

理由は、札幌市にある快活は自動車で利用できないような中心部に数店舗、そして自動車で利用できるが普段通らないような郊外店舗しかなく、自空だけの利用でも何ら問題なかったからであった。

 

かつて行ってきたツーリングの時にしばしば感じたことがある。

それは遠くの知らない土地で、地図上でネットカフェを検索した時の

“あ~この街は自空ねえなー 快活だったらあるなー”  である。

 

快活しかないのなら別にそこの快活で会員証を作って利用すればよいだけの話なのだが、なぜか自遊空間しか利用しようと思わなかった。

たぶん、その時しか利用しないのに入会金を払うのが惜しかったのと、財布のカードが一枚増えるのが嫌だったのと、快活がどんな漫喫かわからないので快適に宿泊できるか不安だったからだろう。

 

こうして書いてみると実に馬鹿げている。

そんな馬鹿なことはもう終わりにしよう。

自空と快活どちらの会員証も持っていけば、もはやほとんどの街で宿泊先に困ることはなくなる。

 

今調べた豆知識だが、この記事を作成している時点の日本全国で自空が無い県は

秋田県 福井県 山梨県 滋賀県

和歌山県 徳島県 愛媛県 高知県

佐賀県 沖縄県

 

快活が無い県は

青森県 高知県

 

全都道府県で見ても、自空・快活どちらも存在しない県は高知県だけだった。

ちゃんと漫喫そのものはある。ただ高知にある店の系列が自空や快活とは別というだけだ。

高知市には“ファンキータイム”という漫喫が数店ある。

これは札幌にもある“アイ・カフェ”と同じ系列なのでアイ・カフェの会員証があればファンキータイムも利用できるものと思われるが、さすがにアイ・カフェまでは作らなくていいかな、と思う。

 

 

早速札幌市の快活を利用してみた。

行ってみて、まず、なぜもっと早くから利用しなかったのか、と思った。

もちろん自空と同じく店舗ごとにクオリティは大きく異なっているのは当然だろうが、しかし少なくとも私が行った快活は平均的な自空以上に良く、更にスマートフォンアプリを会員証として使えるためカードが1枚増えるという心配もなくなった。

 

同様に自空アプリも会員証として使えることを知ったが、なぜか自空アプリは私のスマートフォンでは正常に作動しなかった。

メインではないiOSの方では問題なく機能したが、でもわざわざ自空と快活のアプリを別のスマートフォンに入れるなんて煩わしくて仕方ない。自空アプリは使わないことにした。

 

 

                    

 

 

嬉しいのがおおまかな空席状況が店舗到着前にわかること。これは私のような使い方をしてる人間にとって革命的にありがたいことだ。

店に行く前に席状況を調べて、混んでいて居心地が悪そうだと思ったら他の店舗に変えることもできるようになるし、特に良いのがシャワーのある店舗だけを簡単に調べることもできたりと、今までに比べずっと効率的に動けることが予想できる。

 

 

すごいぜ快活

 

 

基本的には、ネットカフェ1~3連泊してのホテル1泊。この繰り返しとなる。

ホテルは全てビジネスあるいはシティホテルで、価格は平均6000円位。

予約はすべてじゃらんnetから行った。他の予約サイトはあまり使わないので比較ができないが、慣れたじゃらんnetが一番いい。

 

バイクでホテルを選ぶ際に最も苦慮しエネルギーを使うことは、なんと言っても

駐車場の問題だ。

ホテル側は駐車場の利用方法や駐車料金を必ず記載している。しかしそこに書かれていることはあくまでも車での話で、バイクの場合書かれている駐車場ルールとは異なってくる。

そしてその異なり方の部分を、必ず事前にホテルに問い合わせる必要がある。

 

例えばAホテルの駐車場記載欄に“駐車場 500円 / 泊”と書かれているからと言ってバイクが一泊500円で利用できるとは限らない。

Aホテルのような場合でよくあるパターンが「立体駐車場はバイクの入庫が不可のため提携している近隣の駐車場を案内している」というものだ。

こういうパターンの時は面倒くさいのでそのホテルには泊まらない。わざわざ遠くの駐車場に金を払ってバイクを置くなら他のホテルを探せばいい話だ。

 

逆に、問い合わせて一番嬉しいパターンは「バイクは当ホテルの敷地内の空きスペースで良ければ置いてかまわない」といった返答だ。

こういう対応をしてもらったら感謝の気持ちでいっぱいになる。

なので、よっぽど他に泊まりたい所がない限りだいたいそこで決めている。

 

 

なお、これから書くことは私の勝手な意見で、必ずしも正しいことを言っているわけではないのを理解してもらいたいのだが、ハッキリ言ってバイクで大都市圏を除いたホテルに泊まる時に車と同じ駐車料金を払うこと自体あまり望んでいないというか、腑に落ちない部分がある。だってバイクですよ?

私は本州とはあらゆる常識が違っている北海道に住んでいるような田舎者だ。

バイクを置くことに金を払うという感覚自体がないのでそう感じているだけで、賛同を得られるものではないとも思っている。

 

地方の街でバイクが700円かかるホテルがあった一方で、都内23区内のわりと都心近くのホテルで、バイクを1000円で置かせてもらえるホテルもある。

金額だけで見ると前者の方が安いが、しかしこれをトータルで比較して、どちらが安いかと言われて地方の700円と答える人は少ないと思う。

都心部で1000円で駐車できるというのは、たぶん田舎の駐車場無料と同等以上の価値であると私は考える。

 

先にも書いたが、別に自分が不満と思った所は最初から利用せず納得できる他の所を選ぶだけなので文句を言ってるわけではない。

旅行でホテルに宿泊する予定のある人の参考になれば書いた甲斐がある。

 

経験上、車・バイクで泊まる時に選びやすいホテルチェーンNo.1は“ルートイン”だと思っている。

ルートインは車でも駐車場無料が多く、自動車利用の人にとっては利用しやすいと思う。

今回もルートインを選んでいるが、もちろん駐車料金はかかっていない。

全ての店舗がそうだとは限らないが、少なくとも私の経験ではルートインがハズレだったことはない。

 

駐車料金と朝食代が宿泊代に最初から含まれているという考え方もできるが、それを含めても金額の割に部屋も良いのでオススメできる。ただし朝食に期待してはいけない。

 

ホテル自体の質だけでなく朝食も楽しみたいという人は“ドーミーイン”を選んでおけば間違いない。

一般メニューも美味しいし、何よりもその土地その土地の名物料理・郷土料理を出してくれるので、新しい土地での旅行気分を一層高めてくれるはずだ。

ドーミーインは店舗によって異なるがバイクに対しても優しいことが多く、前述した「ホテルの敷地内に無料で置ける」という当たりパターンになることが多い。

そして大体コインランドリーがあるので、洗濯乾燥も行える。至れり尽くせりだ。

じゃあドーミーインがある街なら全部ドーミーインに泊まればいいのに、と思われる方もいるかもしれないのだが、実はドーミーインには困った点がひとつある。

 

ドーミーインの目玉として温泉が有名だが、温泉ありの店舗の場合通常の部屋にはバスタブが備えられていない事が多い。トイレとシャワーブースしかなく、部屋で浴槽に浸かるということができないのだ。

温泉が素晴らしいことはその通りなのだが、私は部屋の風呂に入浴剤を入れて静かに入るほうが好きなので、バスなしの部屋しか選べないドーミーインは選択から除外することが多い。

 

温泉の有無を判断するのは簡単で、温泉付きのドーミーインは店舗名が必ず

〇〇の湯 ドーミーイン〇〇

となっているのでそれで判断すればいい。天然温泉かそうでない温泉かは、店舗による。

大抵はホテル名の頭に「〇〇の湯」が付けば部屋にバスタブがないと思ってもらえればいい。

 

 

予約したホテルの中で最高額が8,890円で、最低額が2,660円のカプセルホテル。

特に値段でホテルを選んだつもりはないのだが、考えに考えて選びぬいた上で10,000円を超えるホテルがゼロというのはなかなか嬉しいものだ。

大抵のホテルは、予約が早ければ早いほど料金も安くなる。

私が利用するのは5月でまだ1ヶ月半も先のことなので、それで安く上がっているというのもある。

 

最低額の2,660円のカプセルホテルというのはこの記事にも登場した福知山のカプセルホテルだ。

一度利用していると勝手がわかるので楽である。

前回利用した時には記事の書き方から見てもわかるように、またここを利用することになるとは想像していなかったが、舞鶴港到着が22時近くということもあり、どうしても寝るだけで済ます選び方をするのでカプセルホテルで十分という考えになる。

ちなみに舞鶴市内、福知山市内には自空、快活いずれも無い。

 

ただし、タイヤの状況次第で舞鶴からそのまま大阪府内の漫喫に泊まり、翌日タイヤ交換ということになり福知山は寄らないので、来週バイクを引き取ってからでないとカプセルホテルを利用するかどうかはわからない。

 

 

日程や宿泊の話は今回で終了として、次回はツーリングに於いて非常に重要な要素である

“靴”のことを書いていこうと思う。

 

次回: 5月の長期ツーリング 準備編 - 04 靴 [RSS006]