バイクで道東-2014 #2 | Sadless Madness

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前回の記事:バイクで道東-2014 #1

去年とは様々な要素が異なっている今年のツーリングだが、初日の夜を迎える前に毎度おなじみのドーミーインにチェックインした。
ドーミーインは他と比較して特別宿泊費が安いわけでもないが、いつも支払った金額分以上の満足感は得られている。
部屋の写真を撮っておくのを忘れてしまったが、シングルでも広めで実に快適だ。
フルフェイスヘルメット、ライディングジャケット、グローブ、ショートブーツ。
今まで着用していたバイク用装備をすべて脱ぎ捨て、言わば書店にでも行くような風貌で薄暗くなり始めた夕刻の北見を散策する。

網走でのすき家から6時間くらい経過したもののあまり腹が減っていないが、夕食は何日も前から行くと決めていた“大阪王将”にする。
だいぶ前に大阪王将でもらった“餃子の無料券”を今日この時のために使わずに取っておいたのだ。バイク、夜の北見、大阪王将、炒飯レバニラ餃子…役者は揃った。
宇宙小戦争<リトルスターウォーズ>が始まる。

リトルスターウォーズ

たいして腹が減っていないのでさすがに食べてる途中で飽きてきたがそれでも完食して店を後にすると、何も買わないがとりあえず毎度おなじみのイオンへ向かった。別に私はイオンが好きなわけではないし、むしろどちらかと言えばあまり良い印象も持っていないが、ツーリングの際は聖地として巡礼する必要がある。なぜそうなったのかはよくわかっていない。
新しいスマートフォンTorqueで撮影した残念画質だが、しかし無駄にVストのヘッドライトがカッコよく写っていて、まるでHIDのようである。
北見のイオンは造りが変わっていて、坂の上に建設されているので普通に車道から駐車場に入り普通に入り口から入ったと思ってもそこが3Fだったりする。札幌は平坦な街なのでこういうのは非常に新鮮だった。

イオンを終えたくらいで空も大分暗くなってきたので、また北見駅前に向かう。目当ては駅の写真ともうひとつ、向かいにある北見しんきんビルだ。
元々きれいな建物なのだがそれに加え、夜になるとビルが発光し観光客を楽しませてくれる。しかも一色ではなく赤青緑と確認することができた。

夜の北見駅前は本当に静かだ。その静けさの中こうこうと輝くしんきんビルは、いつもの日常を忘れさせ自分が普段とは違う場所にいることを強烈に意識させるには十分な説得力があった。
銀行なんて夜は当然営業していないはずなのにこうしてビルを光らせているというのは、この企業はかなり儲かっているのだろうか。
たしかに実際、この日までまったく興味がなかったこのしんきんは今回とても印象に残ったし、立派で綺麗な会社だというイメージを持つことになった。
駅前のビルを光らせておくだけで企業のイメージアップにつながるこの戦略、経営陣はそうとうなやり手に違いない。

駅前は十分に堪能した。元々それほど行く予定の場所を決めていたわけではなかったので、適当に走りだす。駅前に商店街があったので撮影したが人がまったく歩いていないほとんどの店のシャッターが閉まっているわりに明るすぎる。
        
しんきんビルもそうだが、北見の人は電灯が好きなのだろうか。この商店街はなかなか面白そうだったが、見始めると時間を喰いそうだったので今回は立ち寄らず近くにある霊園に向かった。



入り口を入った時点でまず印象的だったのはこの写真の石像でバイオハザードに出てきそうな雰囲気が感じられる。しかし何かのきっかけで石像の方向が変わったり目に宝石が付いていたりといったギミックはさすがに無かった。
残念なことに、この石像自体はとても良かったのだが肝心の墓地部分は暗すぎてまともに撮影することができなかった。
かろうじて静止画は1枚残したが動画のほうは全然ダメで、ただ単に私がしゃべる中真っ暗い映像が延々と流れる無意味なものとなってしまった。

それにしても、軽装ということもあるが21時過ぎたあたりだとかなり寒い。夏の北海道は昼夜の気温の差がかなり大きいと感じられるので、今後も服装には気を使いたい。
ホテルに戻り、ドーミーイン名物の夜鳴きそばを食べて部屋で少し酒を飲んで寝た。このように部屋で呑む酒もツーリングに於ける楽しみの一つだ。私は酒は好きではないが、こういう特別な場面で飲む酒は楽しい。

そういえば私以外のバイク客だが、去年は駐車場がバイクでいっぱいだったのだが、今年は私以外のバイクは1台しかいない。しかも札幌ナンバー。
これはいったいどういうことだろうか。たくさんのツーリングバイクを見るのも楽しみだったので、このガラガラの駐車場はあまりにも寂しい。台風でフェリーが欠航したことも影響しているのだろうか。
去年

今年

今年の私以外のアメリカンバイクが去年の写真にも写っているように見えるが、まさかそんなことはないだろう。ただ似ているだけに違いない。
今回は雨が降ったので、持参したチェーンルブ携行タイプが役に立った。就寝前にチェーンにかけておけば翌日も潤滑はバッチリだろう。8/14の日程はこれで終了した。

8/15
私は必ずホテルの朝食は朝一番で向かうが、理由はもちろん混むのが嫌だからだ。そのおかげで今回も快適に食事を行うことができた。
やはりドーミーインの朝食は良い。地域によって朝食の目玉が違っているのも特徴で、ここ北見ではポトフがウリのようだった。北見といえば玉ねぎだからだろうか。

チェックアウトしてバイクに乗るときも、やはり私以外は昨日と同じ1台しかいなかった。
結局この日はバイク客は2組だけだったということだが、去年が多すぎたのかもしれない。
この日の予定は北見を出て美幌と阿寒湖を通り釧路へ向かい、少し釧路を回った後帯広で一泊する。恐らく一日のほとんどが移動になると思うが、それはあまり気にしていない。
私は同じ場所に長く留まるのが嫌で、観光地にいても早く切り上げてバイクに乗って次の目的地に移動したくなるので、そもそも観光に向いていないのではないか。
8時に出発し、とりあえずは美幌を目指す。途中に飛行機とヘリコプターが置いてある奇妙なエリアがあったのでよって撮影する。ここは航空公園と呼ばれる場所だが、その名前からイメージするには寂しすぎる雰囲気が漂う。


美幌を越えて阿寒湖を目指す。本当は別に阿寒湖に行きたいわけではないが、とりあえず一度だけでも寄って軽く回っておけば“阿寒湖に行ったことがある”と人に話すことができる。
阿寒湖に近づくにつれ凶悪な四輪観光客が多くなってくる。
本当は記事をご覧になっている人が不快な思いをするくらいの罵詈雑言をここに書き連ねたいところではあるが、もし自分が彼らと同じ立場になって四輪での観光を行う場合があったとしたら、全く他人をイラつかせない運転を絶対にできるかというとハッキリ言って保証はできないので、これはお互い様であると大人にならなくてはいけない。
バイクの免許を取る際、恐らく大抵の人が教官から言われると思うが「バイクに乗る時は他の自動車に対して寛大な心で、そして温かい目で見守ってやらなければならない」とアドバイスを受けるはずだ。運転指導のプロにそう教わったのならば、その教えは順守すべきだ。
たったひとつだけ書いておくと、運転する際は近くにいるドライバーの年齢と性別くらいはチェックしておいて損はないだろう。

到着した阿寒湖はやはり混んでいたが、バイクなので適当な場所において少し回ってみる。
阿寒湖アイヌコタンという名の集落があったのだが、そこはかなり良かった。
        
モンスターハンター的な建築物が並んでいて、好きな人は好きだと思う。

阿寒湖を出て釧路へ向かう。釧路湿原展望台のような建物を通り、まず釧路空港の前で写真を撮影した。

いつものように空港の目の前で写真を撮影することができなかったのでこの場所になってしまったが、よく見ると“たんちょう釧路空港”となっていて鶴が三羽描かれている。そういえば建物自体の色も白と赤と、鶴をイメージさせる色調になっている。いろいろ北海道の空港は立ち寄ってきたが、ここは凝っていると思った。
その後、空港から少し遠かったが釧路に到着。北見からここまでの走行は200kmほどだが、相変わらず疲れないバイクだ。
ここまで快適なバイクに慣れてしまっていると、知らないうちに他のジャンルのバイクに乗れない体になっていそうだが、別に私は疲れるのが嫌でV-Stromを選んだわけではないのでそれは大丈夫だとは思う。
哀愁の街釧路、観光が始まる。

次回:バイクで道東-2014 #3