グラディウス 道東ツーリング 2日目 後半の続きです。
過ごした時間が楽しければ楽しいほど、その時間が終わった時の反動が大きくなってしまう。
それは、多くの土日休みの人々は実感しているだろう。
金曜日に向かいゆっくりと上って行き、金曜の夜あたりにピークを迎え、そこからまたゆっくりと下っていく。誰もがその理不尽な落下に苦しめられているが、ひとたび底に達した時、またゆっくりと落下するための上昇を開始する。上昇するための落下なのか?落下のための上昇なのか?
しかし上がらない事には下がりようがないわけだから、やはり、それはそれで、ある程度のバランスはとれているのかもしれない。
3日目。帯広のマンガ喫茶"自遊空間"にて、4時30分に起床する。
マンガ喫茶は寝るのには全く適さない室内環境ではあるが、疲労も手伝ってかあっさりと眠りにつくことができた。
この日は札幌に帰らなくてはならない。2日目の夜は右手首が痛すぎて、最初から最後まで高速道路で帰るつもりでいた。高速道路なら右手首を動かさずして巡航できるからだ。
ところが、やはり睡眠の効果は抜群で、あのイヤな痛みはすっかりなくなっていた。
これなら下道で行けると思った私は、帯広に別れを告げR38→R274のルートを選択した。
高速道路を除けば、最も早いルートだ。
早朝の日勝峠は交通量が少なく、かなりスピーディに巡航できる。前を走るトラックに追いついても、しょっちゅう登坂車線(早く走る車両を先に行かすためのゆずり車線みたいなもの)があるおかげで良いテンポが持続できる。
日勝峠の頂上付近は天気が良く、グラディウスのラストライドに華を添えてくれたかのようで、とても気分よく走ることができた。
帯広から1時間半ほど走ると、廃墟が登場した。
日高ウェスタンファーム
時間が時間なので、開店前なのか本当に廃墟なのか少し迷ったが、この佇まいは廃墟で間違いないだろう。隣接されているレストラン リバーサイド
あとはもう、夕張、由仁、北広島と走り、札幌の自宅に帰るだけだ。
グラディウスの最後の旅は終わった。長い距離をよく頑張って走ってくれた。道中、運転していて危険な目にも全く遭わず、安全に旅ができたのもこのバイクの持つ安定感のおかげだ。
購入してから手放すまでの期間は実に短い。たったの1年と2ヶ月だ。しかし不満があって売却するわけではない。もちろん飽きたわけでもない。ただほんの少し、私が悪路志向だっただけだ。
もうこの記事を書いている時点で、すでに私はグラディウスの所有者ではなくなっているが、次にあのグラディウスを購入した人にはぜひ、大切に乗ってやってほしい。素晴らしいバイクだから。
思えば今回のツーリングはほとんどが移動だった。しかし今回は下見の旅ということにしておきたい。今回走った中で気に入ったエリアである釧路、そして改めて観光をしたい帯広。これらの街へ、今度はゆっくり、じっくり、写真もたくさん撮りながら楽しんで回りたいと思う。知床はもういいや。
3日間の総走行距離 1,150kmくらい
3日間の総給油量 37.1L
3日間でGLADIUSに乗っていた時間 26時間くらい



