こだわり過ぎにもほどがある! | 小川家の鉄塔の見えるJazzyな生活

こだわり過ぎにもほどがある!

 冬期のドラマで注目しているのが、阿部サダヲ主演の「不適切にもほどがある」。むちゃくちゃ面白い。

とにかく面白い。面白すぎる。

 

舞台は現代と昭和61年。ネタとしては使い古されたタイムマシンもの。

でも、普通のドラマとは一味違う。

まず「不適切な表現が含まれますが、時代による文化・風俗を考慮し、あえて当時のまま放送します」というテロップでテレビのコンプライアンスを破壊。

ブス、とかクソジジイとか昭和の頃に当たり前に言っていた単語が飛び交い、タイムマシンで現在に現れた昭和男がパワハラ・セクハラを見て「何が悪いの?気持ち悪い」と切り捨てる。気持ちいい。

 

昭和61年というと、自分は大学3年生。有頂天の真っ只中。

男子は慶応、女子は女子大のテニスサークルに所属し、毎月飲み会や合コンは当たり前。

ウルトラクイズに出場したメンバーと一緒に女子大の学園祭を回って、クイズイベントのはしごしたり。

周りはいたるところでタバコもくもくだし、今同じ大学3年の娘の日頃の生活とは違う。

ただ、全く「不適切」と思って行動したことはない。

(さすがに「ちょめちょめー」と叫びながら走る親父はいなかったが)


ドラマの途中で突然ミュージカルになるのも最初は何これ、と思ったけど、3週目になると「待ってました!」って感じ。

昨日の放送では歌詞の中で「テレビはつまらない」ってテレビで言っちゃってるし。

その時代と現代のギャップを笑いに変え、今をディスるクドカンの脚本が素晴らしい。

 

しかも主人公阿部サダヲの役名、小川だし、仲里依紗から「小川さん」と言われるとちょっとムズムズする。

 

ちょっと書くつもりの前置きが長くなったが、最近あまりネタにしていない、鉄塔星人ひろむの近況報告。

ASDと診断された鉄塔星人ひろむは相変わらずせっせと大好きな鉄塔や高層ビルの写真を撮り続けて、日々活動している。

 

前回の記事を書いたライブの後、どこで拾ったのか、私が2回目のコロナ発症。

続けて誰も家族にかからなかったと思ったら、1週間後、嫁さんとひろむがダウン。

潜伏期間1週間もあるのか。

 

と思ったらひろむがとても重症。40度の熱が3日続いた。熱が引いてくると今度はガラスが突き刺さったような喉の痛み。

自分も症状は同じであったが、熱は39度超えなかったし、4日ぐらいで収まった。

バンドメンバーも誰もかからなかったので、どこから拾ったがわからないが、家に持ち込んだのは私。それは間違いない。

とても立つ瀬がない。

5類になったにしてもコロナは怖い。体力のある20代だったからよかったけど、高齢の方なんて40度3日は耐えられそうもない。

 

コロナで1週間以上出かけることができなくなったが、それでもひろむには今月大きな目的があるので前向きである。

月末名古屋3泊4日の旅に出るのである。

ひとり旅は過去にも北九州や熊本に行っているのであるが、

「父親の飛行機のマイルを使って無料で旅行する」

のが彼のこだわり。

 

昨年はコロナ自粛が明けて海外出張が2回あったので、マイルが貯まった。

どこか行く?と聞いたら帰ってきた返事が「名古屋」。

名古屋って飛行機より新幹線の方が早いんじゃね?

と思ってもそこはこだわり。

 

鉄塔探検行くときもビルの写真を取りに行くときも1円でも安い電車賃を調べてから行動を開始する。

そのためにはいくら時間がかかろうが、寒かろうが、暑かろうが、とにかく安い交通費。

例えば最寄駅は立川だが、自転車で高幡不動や多摩センター、拝島まで移動してから電車に乗る。

「JRは高いから。多摩モノレールはもっと高いから」が彼の口癖。

 

で、今回の名古屋行きはどんなルートか。

立川→成田空港→中部セントレア空港→名古屋

どれだけ遠回りなんだ!

当然成田に行くのにスカイライナーや成田エクスプレスなんて使わないので、新幹線なら成田空港につくぐらいの時間で名古屋についてしまう。

こだわり過ぎにもほどがある!

でもそれがひろむ。