生牡蠣、生肉、生ビール
前回記事の最後に書いた通り、ちょうど1週間前、フランスはパリの出張から帰ってきた。
だいたい毎年1回ぐらいは海外出張があったが、コロナの影響もあり、2019年秋の出張以降海外出張はなし。
4年ぶりのヨーロッパである。
「会社のお金で行けていいなぁー」と何人からも言われるが、日曜の夜について、月曜から金曜まで仕事、で、金曜の夜便で帰ってくるので、エッフェル塔もルーブル美術館も凱旋門も移動中に通っただけ。(ルーブルは仕事場となるホテルから近かったので、ちょっとお昼に足を伸ばしたが)
楽しみといえば食事。
うまかったものといえば、生牡蠣、生肉、生ビール。
語呂合わせで3つ選んだが、ワインもチーズもパスタもウサギもビーフもパンもバターも口に入れたものは基本なんでも美味かったので、ここだけは「いいなぁ」と言われても仕方がない。
ちなみに一緒に行った職場の人が言っていたが、「カルパッチョって生肉のことなんだ」ということで、「魚介のカルパッチョ」という料理はフランスにはない。
4年ぶりのヨーロッパであるが、自分は4歳年をとって、変わったところといえば体重が2キロ増したぐらい。70kg程度なので、3%増し。
(記憶力は10%ぐらい落ちているかもしれない)
それよりも変動がおっきかったのはやはりユーロの為替。4年前は120円だったのが、今や160円。30%増しだ。
体重だったら4年で100kg。
もともと物価の高いパリでの3割増しの影響は大きい。
たとえば、写真左のパリに着いた夜に食べたフィッシュバーガーとビールで4500円。
写真右のパニーニというホットサンドとコーヒーで2000円。
セルフサービスの安いお店のコーヒーなんて1杯200円のイメージがあったが、今ではなんと500円超え。
マスコミは「日本の給料は先進国最低レベル」「今や物価は先進国最低レベル」とこぞって悪いニュースを煽るように流すが、つい2022年1月まではユーロは120円台。ロシアのウクライナ侵攻により実質1年未満で一気に3割下がった訳なのだが、欧米に比べて日本の購買力が3割下がったのは事実であり、またその分輸入品の物価も上がり、経済に悪い影響を及ぼしているも事実である。
またこの手の話、書いてみようと思う。