【今回の記事要点】
夫婦において価値観があわないから離婚...
と、よく耳にしますが
今日はその価値観について。
【本文】
以前の記事で、
( 前回の記事はココから )
夫婦の価値観は類似している点が多いことよりも、
少なくていいので、どれだけ深いかが大切...
ということをお伝えしてきました。
今日はその続きです。
実は、夫婦関係において大切なのは、
価値観も重要ですが、
それ以上に「役割」が大切です。
むしろ、恋人の関係であれば
価値観が重要と言うのはいえるのですが、
結婚後は、価値観以上に「役割」が通常は重視されます。
つまり、...
出会い → 外見や表面的な性格(面白『そう』など)重視
恋人 → 価値観重視
結婚後 → 役割重視
という具合に、2人の実質的な関係が成長するにつれて、
お互いに求められるものは異なってきます。
長い間付き合っていたのに、
結婚後うまく行かなくなった...
というのは、上記の求められるものの変化に
上手く適応できていないケースが多いわけです。
結婚生活と言うのは、愛情が基本だとしても、
もう1つの側面として、
「現実の生活を生きる」
ということでもあります。
・経済的な自立
・地域社会への貢献
・家事の分担
・家と家との付き合い
・子育て
・国に対する義務(納税や勤労、教育)
こういった現実的な生活に対して
お互いがそれぞれどう役割を果たしていくのか?
が求められます。
どこをどのように
それぞれが役割分担するのかということは、
各家庭によって異なるわけですが、
たいていは、夫婦間で相手に期待していることと、
自分が負っていると思っている役割に
ギャップがあることが多々あるわけです。
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自分がこの役割を果たすと思っていること
⇔ 夫が自分に期待している役割
(上記にたいていの場合、ズレが生じている)
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そして、それが夫婦関係の対立の
原因になってしまうこともあります。
「役割分担だなんて味気ないです。
後藤さん、家庭は職場じゃないんですよ!」
と反論もあるでしょうが、
夫婦それぞれがお互いの能力や持ち味を活かして
役割分担をしたり、協力する事で、
ある意味、愛情を深めていくことにもなります。
愛情と役割は対立するものではなく、
それぞれが相補的なもので、
それぞれを強化するものです。
愛情が深まることで
役割分担はよりスムーズになり、
役割分担し、協力することで、
愛情を深めていくことにもなります。
以上、夫婦問題相談室の後藤でした。
【次回予告】
明日は出張のため更新できません。
そのため、13日(木)の午前11時を予定しています。
楽しみにお待ちください。