自分の身に起こってしまうことで、どうにもならない事は確かにありますよね。
明日の天気やプロ野球の結果、生まれた場所。それに、ご主人の態度もそうかもしれません。
ご主人の態度は、ご主人が自分の責任の下、自分で決めることだからです。
では、逆にどうにかコントロールできることは何でしょうか?
それは、唯一、自分だけ、ということになります。
もちろん、自分の中にも肌の色や髪の色などどうしようもないものもあります。
しかし、自分が周囲の状況に対して、どのような行動・思考・反応をするのかということは選択が出来るわけです。
ご主人の問題行動に対して、「腹立たしい人だ」とイライラする、というのも一つの選択ですし、
「まずは事情を聞いてみよう」と選択するのも一つです。
ともかく、どうにかできるのは自分だけ、ということになりそうです。
そして、大切なのは、自分ではどうにもならないことには、
時間とエネルギーを費やしていては良くないということです。
例えば、過去の自分の過ちや天気のことなどです。
そういうどうにもならないことをどうにかしたい、
そう思った瞬間、不安になり、悩みになり、自分の手に負えなくなってしまいます。
つまり、自分に手に負えないものを考えれば考えるほど、自分を見失ってしまうわけです。
もちろん、これがとても苦しいプロセスである、ということは知っています。
簡単にはできないでしょう。でも、忘れないようにしてください。
完璧な100%の人間になることはないのです。
少しずつでも良いので、これならできる、という簡単な事から
だんだん「習慣」として身に付けるようにしていけば良いのです。