最近息子がよく「パパ」と口にする。


パパが亡くなった1年前、息子は2歳の誕生日を直前に控えた1歳児だった。

目の前でパパが死んじゃったけど、息子には何も分からない。

私の叫び声で起きた息子は、眉を潜めて状況をただ見つめてる。

そこから1年。


息子は当時、パパを認識してたけど、会わなくなればパパという単語も自然と消えた。

写真を見せて、「これは誰?」と問いかけることで、パパを忘れさせないようにした。


そんな息子がこの1年で成長し、周りの状況を少し学んだらしい。

パパが誰なのかは理解していたものの、パパという存在が何なのかは理解していなかった。

保育園でお友達のパパを何度も見るうちに、「パパ」を理解したらしい。


パパが死んでから、しばらくはピンポンが鳴る度「パパ!」と言って、迎えに走っていた。

その姿がとてつもなく辛かった。

でも数ヵ月経つと忘れたように、パパと言わなくなった。

それが、保育園での影響もあり、パパを理解して、最近よくパパと口にする。


写真に向かって、「パパもこれ食べて」「恐竜いたよ」「これできたよ」何かと報告している。

胸が張り裂けそうだけど、パパを覚えててくれたと思うと嬉しい。


あと1ヶ月で1年。

その次の月には私たちの息子は3歳になるよ。


いつも見守っていてね。

私たちもいつも想ってるよ。