いろはちゃん2歳9ヶ月も終盤

よく夫と話をする
「いろはは、ちょっとやばい」
やばい子。笑 凄いって意味でよ。

生まれてからずっとだけど
「空気が読める」

夫は銀座で接客業をしている
水商売歴は30年くらいじゃないかな。

私も水商売やってたけど
夫は空間全てを見ていてスイッチのように空気を変えられたり、トラブルを事前に対処したり
どんな人か察知する能力に長けている
出会ってきた水商売の人たちとは
遥かに差を感じた。
人の心の入り方、お金に対する考え方
生き方、全てが洗練されていて華麗に見えた。


その夫が娘のことを本当にやばいっていう。

何がそんなにやばいのか聞くと
「相手がどう出るかわかっている」
らしいのだ。

例えば
安全な人には初対面でも手をふるけど
ちょっと安全を約束できない人には何回あっても目を合わせないで笑顔で終わらせたりする。

予想外の動きをしないこと。
大人が生活してる雰囲気をそのまま持っている。
なのでいたずらをしたことがない。
これからするかもしれないけど
ティッシュ全部出すのを私が教えちゃった遊びの一度だけ。落書きとか、えってことは今までに一度もない。やめてほしいと話せば同じこと2度もやらない。( 勿論迷惑なこと以外は許してるが  )
外食もきちんと座っていられる。

上記はまあ割と日常なのだけど。
先日とんでもないことが起きた。

私が娘のやばさを実感した出来事だった。


ある晩の夜、イヤイヤ期真っ只中の娘がお風呂を嫌がりいつまでも(45分くらい)出てこないし、髪洗わないの一点張り。
毎日のことなので気が滅入ってしまって
禁句ワード「ママもういろはのいうこと聞かないよ!」
を放ってしまい
娘も「ウン」と言ってきた。
ウンって言われると思ってなかった私は
「本当にいいの?」ときいたら
「ウン」というのでゴングが鳴ってしまった。


娘と初めて別々に寝ようとしたけど
本とか読んで冷静になればなるほど
一貫性のある行動を取れてないのは私の方だと気付き、さらに感情任せにつまらない脅しをして情けなくなった私は
30分くらいして
ごめんねって謝りにいきました。
娘は真っ暗の部屋で
絵本も読まずに布団の中で丸まって起きてました。


根本的な所、潜在意識のところから問題があるのは私の方なんだけど
娘がヤダって泣かなかったことに、おったまげた。
そして私が来るまでじっと待ってたのもおったまげた。

私がどうするか、わかってたというのであろうか。
まあそうでなくても彼女から感じるオーラが
つくづく私の遥か上をいっていることには気付いている。

2歳9ヶ月で何がわかるのっておもうかもしれないけど
娘は人の心が手に取るようにわかってるかのような
そう言う反応を自然とするんだ。


私が謝りにくることがわかってるし
謝りにこなかったとしてもきっと
頑として自分が悪いわけでは無いから冷静なんだ。
でもかと言って私を責める態度をとるわけでも
反抗的な態度をするわけでもない。

私はやっと夫が言っている意味がわかってゾッとした。