ありがとう、そしてさようなら「マランツ・PM-19」 | カズブー の ホクホクミュージック

ありがとう、そしてさようなら「マランツ・PM-19」


実はおとついの朝、仕事で一部使うため、
愛用オーディオのアンプを早朝から地ならしがごとく、
いつものように、電源を入れて温めていたらば、突然!

ボーーーーーーーーーーッ!!

最初は右、だんだん左へ、しまいにゃ両方のスピーカーから、
まるで火事か?と思うような迫力で、
ボリュームを最小にしているにもかかわらず、
いきなりすごい音でボーボー言い出して、
その後、サーサー言いながら、やがて、、、、、(大涙)

はい、この現象、私には分かるんです。

幼い時、初めて買ってもらったラジカセ、
父親の知人からもらったステレオラジカセ、
うんと昔からあった父親のポータブル真空管電蓄、
ちょっとした大きな一体型ステレオ、
初めて我が家にやってきたミニコンポ、

みんなみんなそう、
大事に10年以上動き続けた後、
こうやって、ボーボー言いながら、静かに音が鳴らなくなり、
やがて寿命を迎えたのでした。

ついにこの日が来たのか?
我が愛用プリメイン、今はパワーアンプが別にあるので、
プリとして使用してきた「マランツ」の愛しのアンプが、
それこそ、いつも冗談で書いていたらばなんということか、
ほんまに「ツマラン」になってしまいまして、(苦笑)

ゆっくりゆっくりボーボーの音も減衰氏、
ちょっと間をおいて、
昨日の午前中、何度電源を入れても作動せず、
とうとう鳴らなくなってしまいました。

そう、私が26歳を迎える頃、
仕事にも人間関係にも、
自分の生き方にもとことん疲れていた私に、
希望の光とたくさんの音楽を届けてくれた、
マランツのアンプ「PM-19」

昨日、私が当時、新品で購入してから、
その24年半の生涯を終えました。

ほぼ毎日毎日、
朝から夜までずっとずっと動き続けてくれた、
私の眼がまだ見えていた、みえなくなってしまった、
角膜移植を受けた後、
そして、たくさんの友人、知人、
かつての恋人??、18年ぶりに再会した父親も、
ずっと変わらず、いかなる時も状況でも安定走行で、
そしていつもみんなに素敵な音楽を届けてくれたPM-19、

たかが機械と笑う人もいるだろけど、
こんだけ一緒にずっと生活してきただけに、
そのショックたるや、言葉にできない心境なのであります。

でもここ最近、時折音がくたびれている感じがあったので、
そろそろかなぁとは思っていたんですけどね、(涙)
本当に心からありがとうとアンプに話しかけていました。

ただ、現実、仕事でアンプは必需品なので、
悲しんでばかりもいられませんで、
いろいろ悩んだ結果、
とりあえず応急処置として考えたのが、

これまた今から30年前の物なんですが、(苦笑)
遠い昔、先輩友人から譲り受けた、
かなり上級品のヤマハのPA用16チャンネルミキサーを引っ張り出してきて、
パワーアンプにつなぎ替えてなんとか復活!!
ちゅうか、まぁよく捨てずに持ってたもんですが、
つないでみて鳥肌物!

めーーっちゃ、おーとーがーよーいーー!!(笑)

PA用でオーディオ用ではないとはいえ、恐るべし!!
このミキサー、こいつと同価格帯で当時はあの、
マッキントッシュのミキサーと肩を並べたくらい、
当時宇は名機といわれたアナログミキサーなんですよ!!!
確か30年ほど前で20万近くしたこのヤマアアナログミキサー!

休息なデジタルミキサーへの進化でお払い箱になってしまったこいつを、
おまえアナログ好きやろうからと先輩友人から、
いただいた貴重な品だったんですが、
ずっと押入れに眠り続けておりまして、(苦笑)

昨日夕方前から、必死で一部、
CDやレコード、
MDプレーヤーなどを単品オーディオミキサーにつないだり、
セッティングやチューニングをほどこして、
気が付けば夜中2時前に、
なんとか仕事でつかえるように復活しましたが、(苦笑)

やれやれと寝る前に電源を切る時、
つい手がいつもの取り外ししてしまった、
なじみのアンプの場所にいってしまい、
ああ、もうマランツアンプないんだぁ、動かないんだと思うと何故か、
真夜中にちょっと、涙が込み上げてきてしまいました。(苦笑)

しかしまぁ、よく毎日ほぼ休まず、
約25年もの間、動き続けてくれたよなぁ、
新製品のCDプレーヤー買い替える前に、
まさかの愛用アンプが寿命を迎えたお話でしたぁ。

朝から長文、しかも?
しんみりでごめんなさーい!!(苦笑)