ヌーーーって!! | カズブー の ホクホクミュージック

ヌーーーって!!

 みーーーなさま、
 おーーはようございまーーす。


 さてさーて、今日はちょっとほっこりした私のプチ体験話を書きますね。

 なななんと、昨日日記を書き終えて、
 郵便局にちょっとした用事に出かけ、
 その前に、ちょっと早めの、朝昼兼用で、
 行きつけの定食屋さんでのほっこり出来事です。



 そこは食券制度になっておりまして、
 私の視力ではこの手のは大変苦手といいますか、
 ほとんどムリに近いのですが、

 ここのメニューがけっこう太く大きな文字で書いてあるため、
 
 皆様は絶対使うことはないでしょうけど、
 私の必要アイテムでもあります、

 視覚障害用の特殊ルーペ、
 これ13倍のレンズが入っているので、
 時と場合により、これで文字を見ると、
 ゆがみながらもなんとか見える場合があります。


      
     カズブーのほくほくブログ




 編曲業務においても、時々こいつを使って、
 はっきりとは見えずとも、
 なんとなーくぼやーってな具合で、
 文字らしきものを私なりに認識するのに使っております。



 で、ここでもそのルーペをヌーーっと出して、
 近くに行ってひとつづつ、ゆっくり見て行きます。


 よく、この手の場合は、
 あらかじめ店員さんにおねだり、じゃーないない(笑)
 おねがいすることも多々なんですが、

 まぁできるだけ、自分でできることはなるだけ我がで、
 っちゅうのが私の流儀だったりするもんで(大げさでしたかな?ホホホ!)


 だいたいいつもそうですが、
 混雑する時間をわざとはずして、
 この手のお店に入ることがけっこう多いんです。

 まぁ時と場合によってはそうもいかないときもありますけどね。



 で、とにもかくにも、
 ヌーーってのぞいていたら、
 食券の右の遠くの方から、
 「す、す、す、すんまへぇぇん?」

 って、ちょーいとひ弱そうなちいちゃい声のご年配らしき方が、
 店員さんを呼んでおられるのでした。


 しかしながら、店員さんは、声があまりにも小さいようなんで、
 気付く気配まるでなし、


 私は相変わらず、「ヌーーー」って額を食券にこすりつけるがごとく、
 左の端からえーっとえーっとってな感じで

 メニューをヌーーーって(もうええってか?)


 すると、また、
 「す、す、すんまへぇぇん」

 もう3回目になるのに、
 やはり店員さん、ぜんぜん気付かない。


 さーてさてさて、
 日頃から、ライブブブブーーで鍛えた我が声量にて、

 オーーホン、


 いつもいつも人に助けてもらってばかりいるカズブーも、
 いやー、ここではちぃと人のお役にたてるなら、

 ちょーいと息をヌーーーっと吸いこんで、
 
 厨房の中の店員さんに向かって、


 『すーいーーまーーせーーーん、(せーんせーんせんせんせんせん)』 (エコーのつもり)




 いやー、自分で言うのもなんですが、
 店全体にひびきわたる声!

 するとあわてふためいたように、
 ハーイハイハイ、
 あら、まぁいつもご利用ありがとうございます。

 と、おそらくパートのおばちゃんであろう、
 いつもの方が私がヌーーってのぞいている食券の前に、
 タタタタタターーっと現れるやいなや、


 最近人気の日曜ドラマ!
 冬の桜の高島さんのよな、
 今度はちょっと低くしぶい声で、


 「あーちらのお客様が何度もお呼びですよ、行ってあげてください。」


 「あらら、そうでしたかぁ、それはそれはありがとうございまーす」
 とおばちゃん、いそいそとそのご年配らしき方のもとへ、



 心の中で思わずナルシスティックなカズブー

 「自分でいっちゃったぁ!!」 (オレって、今ちょっとカッコイイかも、フフーンだ)


 と、プチ余韻にひたりつつ、
 えーっと、なーに食べようかなぁぁって、

 もうお分かりですね。
 ヌーーーってのぞいて探していたら、

 そのご年配の方がまた小声で店員さんにひとこと、

 「ちょっと見たってや?」



 っていったとたん、

 数秒後にその店員さんが私のところにもどってくるではあーりませんの?

 「え?なんで?どうして?オレ???」



 古畑任三郎の田村正和さんではないけれど、


 「はーい皆様、もうお分かりですねぇ。」


 そうです、そーうなんです。


 その方は、ヌーーーってルーペをのぞいている私を見て、
 入り口で白杖を半分おりたたんでいた光景を見ていたのでしょう!

 つまりは、あの兄ちゃんを助けてやっとくれということだったわけです。


 ・店内がかなりすいていたこと。
 ・シャケ定食のみそ汁を豚汁に換えたかったこと。
 ・昼も兼用だったので、できたら単品で卵焼きもたのんでしまいたかったこと。

 これら大変重要な観点より(笑笑)

 特別にいつもは一人でなんとか買える食券を、
 店員さんにおねだり、いやいやお願いして買っていただきました。


 そして私は、いつもの端の席に行く前に、
 そのご年配の方の声がするらしきところらへんに行って、

 どうもありがとうございましたぁと、
 深々とおじぎをしたら、
 「あー、いや」
 と、言葉少なにでしたけど、
 ちょっとテレているような声ででお返事をくださり、
 その数分後、その方はお店を出たのでした。


 その時にも、なじみの店員のおばちゃんが、
 どうもどうも先ほどは本当にありがとうございましたーって、
 お声をかけておられました。



 なーんか、ちょっとした出来事ではあったけど、
 まぁ良くも悪くも感受性が豊かというか、
 そんなカズブーさんは、

 一日とーーってもとーーってもハッピーな日を過ごすはずだったのです。???


 『シャケ定食にでっかい納豆小鉢さえ付いていなければ』
 「グェーーーン」


 ということで、いかがでしたか?

 楽しんでいただけましたでしょうか?
 心ほっこりしていただけたかなぁ???


 では、もうすぐ今日は友人のマッサージ店でのバイトの日なんで、
 そろそろ行く準備しなくちゃぁ、


 また音楽ネタも含めて、
 私の宣伝も含めて、どんどんどどどーんと書いてまいりますので、
 どうぞよろしくおねがいいたしまーーす。


 今日も最後までご購読いただき、
 ありがとうございましたぁぁ!!



 ではでは、
 ごきげんよう!!!

 
 皆様も、いろいろと「ヌーーーって」って覗いてみてくださいねって、
 なんのことやら(汗汗)



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