後藤田正晴さんは衆議院議員、内閣官房長官を歴任した政治家です。

選挙区は、四国は徳島でしたね。

平成17年(2005年)に亡くなられました。

この方のことを初めて聞いたのは、「カミソリ後藤田」。


元警察官僚であり、非常に仕事に厳しいながら人情味がある人であった印象です。

ゆえに人心を集めたのかと・・・・・。


後藤田さんのことを知りたくて、いろいろ探しましたが、その中で、

元内閣安全保障室長を務め、TVなどで活躍されている佐々淳行さんの著書

「わが上司 後藤田正晴」、「平時の指揮官 有事の指揮官」に載っていますが、

後藤田正晴さんが内閣官房長官の時、

佐々さん(当時、内閣安全保障室長」たちに五つの心得を言われたそうです。


1 「省益を忘れ、国益を思え」

2 「嫌な事実、悪い報告をせよ」

3 「勇気を以て意見具申せよ」

4 「自分の仕事に非ずというなかれ、自分の仕事であるといって争え」

5 「決定が下ったら従い、命令は直ちに実行せよ」


はたして、今の官僚にこの心得を聞かしてやりたいくらいです。

しかし、官僚に関わらず、ある種上下関係のある事をやっていた場合、

固い言葉で書いてありますが、基本的なことです。

気心の知れた人との間には無用かと思いますが、組織的なところ、その規模が

大きいところでは必要です。

上司がこうゆうことを心得て、下の者に指示できれば、部下は心強いのでは・・・・・。