はじめから夫を好きだったわけではありません ③の続き


過去を書こうとすると その時の感情を思い出します。

せおてんが 妊娠 その時の母の言葉


母は お腹の中の赤ちゃんが 自分から流産を選んだって言ってました。

そして 育たないのは 赤ちゃんに先天性の病気のようなものがあるからだと

だから 無理に産んでも お前が一生苦労するんだよ…と


子供を育てるだけでも 大変なのに

もし 病気でも あったら もっと大変なことになる…

母の言葉で、 余計せおてんは不安になったのだと思います。


子供をほしくない…

お腹の赤ちゃんを大事には思えませんでした。


宿ってくれた命を 排除しようとしていたのは せおてんだったのです。


母は いつも いう言葉「お前が心配だから言ってるんだよ」


せおてんのことをいつも考えてくれてるような言い方です。


でも せおてんは

いつも 反対しかしない人!と思っていました。


母も このような育てられ方をしたんだ と 今ならわかりますが…


そのころは いちいちうるさい!

せおてんが子供を産む産まないは あなたには関係ないでしょ!

ぐらいに思っていました…


ただ …母には 言わなくなっていました。


結婚してから 母とは喧嘩もしなくなりました。

一緒に暮らしていないので、 その時を我慢すれば よくなったからです。


そのことを 母は優しい夫と結婚したから 穏やかになったと言っていました。


夫は、基本 心の穏やかな人です。

でも ひとたび 怒りがあふれると 恐ろしく怖い人…です。


夫は 何も言わずに その場の空気を変えることができる人です。

せおてんはそれを感じることができるから

そう思ったのかもしれませんが…


せおてんが 二度の流産の後の妊娠


つわりがひどいし

朝から 一日中頭痛 (そのころ普段から片頭痛ひどかったけど)


でも薬も飲めないから

とにかく 苦痛しかなかった…


そんなせおてんをみて

夫は 動かなくてイイからね

自分を大事にしなさいと言ってくれました。


ところが…

夫は一向に家事をやってはくれない…

布団の上げ下ろし

掃除


あれ?この人は何もやってくれない…

でも そのことを せおてんは、言えません…


なぜ?

動かなくてイイ 大事にしなさいって言ったのに

やってくれないのだろう?


お布団をあげて しまってほしい…こんな簡単なことさえ 言えなかったのです…


せおてんは 仕事もしてないから

遊んでる状態では 家事やってなんて 文句は言えないか~


それに…

この人は あてにならないのかもしれない…

そんな人に何を言っても無駄かもしれない…


あなたがそうなら こっちだって

だんだん 何もやってくれない夫に苛立って

せおてんは 嫌味っぽくて 相手を苛立たせるようなことを言うようになったのです。


そして…

じゃいいわ

家事やってくれなんて 絶対に言わない!

どんなに苦しくったって 弱音なんて吐かないわ!

あんたになんか 頼まないから

そんな喧嘩ごしな言葉は言えても

肝心なことは 何も言えなくなっていきました。


そう 夫とせおてん 仁義なき戦いがはじまったんです。


続く


感謝

せおてん

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