旅行に行ってから なんとなく付き合うようになった夫とせおてん
夫はいつも普通に見えた
楽しいんだろうな~
嬉しいんだろうな~
悲しいのかな~
なんだか 感情がある一定の幅の中で動いている感じ
夫は せおてんと違って感情の急降下や急上昇がない
平和な人みたいに感じた
夫とデートで、喫茶店で待ち合わせ
珍しく夫が1時間たっても来ない…
でも 本読んでるからあまり気にならない。
このころ いつもバックに本を持ってた。
2時間経っても来ない…
どうかしたかな?
でも 夫は来るだろうな
不思議なことに苛立たない自分
当時は携帯もないから連絡も取れず
ただただ 来ることを信じて待つしかなかった。
以前だったら…
また 女のところに行ってるんだ…
それから来るのか…
来るかどうかなんてわからない…
こんなに待たせても なんだかんだと言うんだろうな…
きっと 時間に来ることが出来なかった言い訳を言って…
はじめは 謝って謝って…
それでもせおてんの機嫌が直らないと
なぜ信じられないんだぐらいの事言って
最後は 逆切れして
せおてんが、じゃ言いよって 納めるって
いつもそんなパターンで 終わり…って感じ…
本当に苛立たない自分が不思議だった
そこへ夫が慌てて やってきた
「もう絶対にいないと思った。待っていてくれたんだ」
待たせている事が気が気じゃなかった…
そんな不安な気持ちが手に取るようにわかった
謝る ぎこちない様子が 真面目で
少しおかしい感じがした。
夫は嬉しそうだった。
この時 夫は絶対に来るって信じてる自分がいた
どんな事情が起こっても 何時になっても
夫は絶対に来るだろうと
とんでもない何をしでかしてしまうような自分
自分の事が信じられないのに…
自分より夫の事を信じているんだ…
自分より信じられる人がいた…
今まで 感じたことがない安心感だった。
感謝
せおてん