せおてんの過去シリーズを読んで下さってる方ありがとうございます。


せおてんの過去とはちょっと違うのですが…


参考になればな~って思ってます。


せおてんはハードな過去を生きてきました。

それは 自分が選んでしまった人生と思っていました。

そんな人生を選んだ自分は 母を苦しめる存在で 親不孝の出来の悪い子と思っていました。


せおてんは結婚して33年

結婚してから 母とは 喧嘩することもなくなり

帰る家があるので、もめることもなくなりました。


母は、夫がやさしい人だから せおてんも穏やかな人間になった

結婚して 本当に良かった。と言って喜んでいました。

まったく 母の言い方は腹立つな~と思っても

夫のお蔭は本当だし まあ 喜んでくれてるんだからいいかと 思っていました。


今年 お正月に実家に挨拶にいった時


実家は 弟が初婚の時 今までの家を二世帯住宅を建て替えました。


しかし 弟が離婚し 実家を離れてしまいました。

両親は 大変と言いながら 弟の分の住宅ローンも支払っていました.

でも それはせおてんの口出しする事ではないと考えていましたから

両親や弟に お金の事やこれからの事などどう考えているのかも聞きませんでした。


その弟が 昨年暮れにマンションを買った話しをして

弟は この家をどう考えてるのかな?と思いました。


片づけている台所で、母とせおてんと妹だけになり

母が言い出しました

「この家の事について、 

父と自分(母)が死んだら 兄弟3人で家を売って分けてくれればいいと 

でも まだ1年ぐらい家のローンが残っていて 貯金を下ろしてそれを返してたいと思うんだけど

どう思う?」

どういう意味??って思ったけど…

「お母さんの思った通りにすれば良いんじゃないの 

 弟はどう考えてるのかね?話いてみたことあるの?」と聞くと

「あの子は 何を言っても だめなんだ聞く耳持ってないから 」

「…でも…弟の名義でもあるんだし 苦しかったら、少しでもお金出してもらったら」

「言ったよ でも俺は金がないって 言うんだもの」

「…いや~でも…ちゃんとした会社の社員で、普通に給料だってもらってるんでしょ」

「だってあの子が 金がないって言うし本当にお金ないかもしれないし…無駄なんだよ」


なんじゃそりゃ~とは言わなかったけど思った

こういう時だけ せおてんをたよりにするんだよね…


せおてんと妹は いつもこんな母をわかっていたので、

「わかった」話しを終わらせてしまいました。


母は弟には弱いのです。

そして せおてんと妹にはなんでも言えるのです。


せおてんは、このことは 自分から考えるのやめようって思っていました。


しかし

数日立ってから

こんな話しをしたんだよと  娘に言うと

娘から

「これからも ちゃんと自分の考えを言わないと

お母さんの事 ずっと頼りになるって思ってると思うよ

だったら おばあちゃんたちと兄弟3人で、はっきり気持ちを話しをした方がいいんじゃない」


娘の言うとおりかもしれないな~ と考え直して母に電話してみた

「思ってることをみんな一緒に聞いた方がいいと思うから

まずは 自分たちがどうしたいかを お父さんと話して考えをまとめて

それから 兄弟を集めて 話したらどうかしらね

妹とは 話すけど弟の考えも聞いてみたいし」


「何を考えてるなんて聞いても 答えないよ

お母さんが何を言っても聞かないんだから」

こんなやり取りが続いて

「だって一応 どんな思いでお金を出さなかったのかも聞いてみたいし」


「あの子はお金ないって言って 絶対にお金出さないんだから話したって無駄だよ」

母が せおてんから弟を守っているようにしか聞こえなくなった

「なんで お母さんは弟には言えないの?」久しぶりに心がざわついた


「言えないんじゃない 言っても聞かないから無駄って言ってるだよ、

 なんで あんたはわからないの?お母さんがこう言ってるんだから わかるでしょ」


「せおてんには そう言えるのに なぜ 弟には言わないのかって聞いてるのよ

 お母さんは 昔からそうだったよ 弟には優しいし言わなかった」

あれ?せおてん こんなこと言ってるわ…

「何言ってるの 子供3人とも 平等にかわいいのはお前も子供いるんだからわかるだろよ」

母の覆いかぶさるような声…久しぶりに聞いたな…


「でも そんな風には思えなかったよ 

 せおてんには こんなに強く言えるじゃない… 」冷静な自分が言った


「いい加減にして、お母さんは神経質なのわかってるでしょ 

 お前 今更 何言ってるのよ

 お母さんのこと そんなにせめて 早く死ねばいいって思ってるの」


「誰もそんなこと言ってないじゃない」…


「お前にそんなこと言われると思わなかった」


あ~~あ これだわ!って思った


母は 自分の思う通りにならないと 

自分の事を責められているような言い方をしていたんだ


子供のころのせおてんは そんな言い方をまともに受けて

自分は母を苦しめているって思ったんだ


せおてんの自分が生まれたから 母を苦しめてるって思いはここから出来上がったんだ。

母を苦しめたんじゃない

母の言葉に苦しめられてきたんだ!


また ちょっと自分の心がわかった気がして 嬉しかった。


ありがとうございます。

感謝

せおてん

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