一人暮らし

スナック喫茶の仕事

毎日の生活になっていく 

染まっていく自分を 

大嫌いと思う自分がいつも見つめていた。


スナック勤め自分にとってただのはけ口みたいなもの

仕事とは絶対に認めたくない…

飲んで 話ししてれば 時間が立って お金になる

言い訳しながら 働く自分

責めてる自分 

なにもかも自分のすべてが大嫌いだった


そんなころ

スナックのママがせおてんに言い始めた


お客様がメニューを持つってことは 何かをオーダーしたいって事でしょ

そしたら お客様がいつオーダーしてもいいように 

そちらを注意して準備しときなさい

「ふ~ん…」


今 ボトルのなかにはどのくらいお酒が残っているのか

あとどのくらいの飲んだら どのくらいの時間でなくなりそうなのか?

そのお酒の銘柄の準備をしておくのよ

「へぇ~ そんなこと考えるのか~…」


氷が どの席にどれくらいあるのか

お客様が 何か食べたいのか 

飲みたいのか

そろそろ帰るのか

お客様がどうしたいのかがわかるから

お客様の様子をみてみなさい

でも 

自分の後ろのお客様の事だって、

何をやってるのかがわからなくっちゃだめなんだよ

「なんで?見ないでどうしてわかるの?」


「音だよ、それに会話を聞いてればわかるから

お店の中の事は 全部わかっていないとダメなんだよ」


確かにママは いつも全部わかってるみたいだし 指示を出してる…


なんか 面白いかも!って思った

自分の気持ちの方向が少し変わった


それからお客様を観察しだした…

全体の店の動きや状況に自分が判断し動いていく事が 面白かった。


ひょっとして 自分は仕事が出来る人かもしれない…

どんどん意識が変わっていくのを感じてた。

せおてんは 細やかで、気の付く仕事が出来る女の子になっていった

ママやお客様にも 可愛がられた。

それでも…自分を大嫌いなのはわからなかったけど


そんなある日

お客様がある人を連れてきた。


まだ 20歳になっていないせおてんは

またもや自分の心と違う方向の人生を選んでいくことになる…


また次回にって

書きたくない…本当に書きたくない…

けど…

心に鞭打って書こうと思ってます…


感謝

せおてん

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