おはようございます。ダン・ケネディです。
今日のビジネス環境では、
歴史のある有名な大企業でさえも経営がうまくいかず、
破産に追いやられる可能性があります。
このような状況で、債権者であるあなたが
何年も支払いを待っていたところで、
回収できるのはほんのわずかな金額かもしれないのです。
大企業に対しては何の躊躇もなく
支払期限を延長しているベンダーが多いのですが、
それではいけません。
私が経営している会社は、Fortune 500に名を連ねる
企業や専門家、政府機関などと取引していますが、
提供する商品やサービスに対して前払いしてもらっています。
私の会社でできることが、
なぜ自分の会社でできないのかと誰もが言います。
問題を抱えた会社を健全な状態に戻す過程で
私が学んできたもっとも重要な教訓の1つは、
傾向そのものがひっくり返ることは滅多にないということです。
傾向が変わるのではなく、人々が傾向を変えるのです。
問題解決のための行動をぐずぐず先延ばししていても、
問題が自ら去っていってくれることはありません。
「行動重視」の考え方は、悪い状況にも良い状況にも、
反応的行動にも積極的行動にも当てはまります。
あなたのビジネスで何か正しくないことがあると直感したときは、
それが何であるかを徹底的に調べて是正措置をとらねばなりません。
「すでに手一杯の仕事を抱えているのに、
どうしてわざわざ面倒なことに巻き込まれる必要があるんだ?」
という感じで、問題の兆候に気付いていながらも
無視を決め込む人たちがいます。
中国語では、トラブルと危機を表す記号が、
機会を表す記号と同じであると教えられたことがあります。
素晴らしい知恵です。
ダン・ケネディ