この時期
あちらこちらの学校で
音楽会や合唱祭が行われています。
幼稚園では合奏があるのかな?
先日、
「ピアノやるの。」
というお話を聞いてびっくりして
他の子にも尋ねたらその子も
「ピアノになった。」
と。
保育園の子は
ハンドベルがあるようで
担当になった音と
一人の時のドキドキを
話してくれました。
教室に通い始めたころ
小さな声で自信なさそうに
していた子達が
ピアノを通して
ちょっぴり自信をつけて
私の知らない場所で
音楽に触れていてくれること
挑戦していてくれることを
とても嬉しく思います。
合唱については
学校によって様々で
小学校の低学年から
伴奏の機会が与えられている学校もあり
高学年になると経験値も増えて
本当に落ち着いた演奏をしていて
感動してしまいました。
中学生の子達は
もう合唱祭を終えた子
今週控えている子
今週オーディションのある子
今後オーディションのある子
と様々です。
挑戦する子が複数の場合
オーディションになります。
時には同じ学校、同じクラスに
生徒さんが重なる場合もあり
とても胸が痛みます。
どの子にもやらせてあげたいと。
また、本当は
やってみたいなあと思っていても
名乗りをあげることが
出来ない子もいるのではないかと
思います。
オーディションに通ることができたら
合唱祭で伴奏が上手くできたら
発表会で満足のいく演奏ができたら
レッスンで丸がもらえたら
きっと達成感を得られるでしょう。
そして自信にも繋がるでしょう。
オーディションに通ったのが他の子だったら
合唱祭や発表会で
納得出来る演奏ができなかったら
伴奏やりたいですと言えなかったら
レッスンで丸がもらえなかったら
がっかりしたり
落ち込んだり
傷ついたり
不甲斐なかったりするでしょう。
もう少し前の私は
そういう経験は
出来るだけさせたくないし
自分もしたくないと
思っていました。
でも、歳を重ねて
ひょっとしたら
そういう経験から学ぶことも
多いのではないかと
思うようになりました。
生きていると
良いこと嬉しいことも
あるけれど
悲しいこと辛いこと
乗り越えなくてはいけないこと
自分が決断しなくてはいけないことも
沢山出てきます。
挫折の経験をしておくことも
大切だなあと感じます。
私が覚えている最初の挫折は
保育園の時それまで一番だったかけっこで
負けた時かなあ。
成功体験も小さな挫折も
それを乗り越えていく達成感も
ピアノって味わえる
経験できる
だから面白いしやめられないのかも。
これから合唱祭の伴奏を
控えている子達
皆の歌の伴奏が出来て楽しいなあ
幸せだなあという気持ちで
臨んで欲しいです。
どんな経験も自分の財産
