発表会前日の土曜日
最後のレッスンは中3生でした。
発表会前の2週ほど
緊張の練習も含めて
動画を撮っているのですが
後で撮ろうとまず
一度弾いてもらいました。
演奏が始まって
、、、
込み上げるものがありました。
なんともいい音で
誠実な人柄の出た
心に沁みるピアノでした。
自分の意志が出せなくて
ほんの小さな選択も
いつも自分で決められなくて
でも人としてとってもいい子で
聴きながら
(あ、そういえばこの曲にするって
初めて自分で決めたなあ…)
そう気づいて
成長したんだなあと
涙腺が緩んでしまいました。
演奏が終わって
「◯◯ちゃん、ちょっと
私ヤバイんだけど…
泣ける…。」
ふっと笑ってたね。
お兄ちゃんにも中3のとき
発表会前の最後のレッスンで
泣かされました。
そんなことも思い出されて
ご縁にも感謝の気持ちで
いっぱいでした。
成長は嬉しく
そして少し寂しくもあり。
大きくなりました。
発表会当日。
もう一人の中3生。
ご縁あってお預かりした子。
この子の抱えてきたプレッシャーと
それを跳ね除ける強さ
ここまで成長してくれたことに
頑張ってきたなあと
演奏とその後ろ姿に
涙が堪えきれず…
もう一人の先生に
「なんで泣いとるの!?」
と笑われてしまいました。
超淡白さんなので
最後のレッスンで
「お願いだから最初と最後だけは
頼むよ!」
と念押しして。
当日の演奏は彼女なりに
歌えてて
弾き切る強さの感じられる
とってもいい演奏でした。
ご縁を頂けたことに感謝です。
ピアノは経験年数だけではなく
年齢を重ねて滲み出てくる
深み、味わいがあります。
会場で聴いていた子供達も
ご家族の皆さんも
色々な年齢層の演奏を聴かれながら
肌で感じていただけたのでは
ないかと思います。
一人でも多くの子供達に
ピアノと共に年齢を重ねてもらえたら
嬉しいです
