人それぞれ価値観は違いますが
同じ自分の中でも
年齢と共にそれは変化していくもの。

数年前
家をリフォームした際に
親しくさせていただいている
先生からガラスの器を
プレゼントしていただきました。
「花瓶なんです…」

角の丸い長方形の
ガラスの器。
しばらくそのまま飾ってあったのですが
水を張り
観葉植物を剪定した葉を
挿しました。

つい先日
そのガラスの器から
水が浸み出していました。
何かこぼしたかなと
もう一晩様子見。
翌朝、やはり水が…。

水を換えた際
私がきっと流しで 
こつけたに違いありません。
ショック…

ヒビの入ったその器は
花瓶としてではなく
何かを飾るものにしようと
観葉植物の葉は
手持ちの花瓶に移し替えました。

「やっぱりあの器がいいなあ。
同じのを探してこいよ。」
と家人が。
私もそう思っていました。

雑貨屋さんや
ネットで探してみるものの
なかなか見つかりません。

その器を購入されたお店に
足を運んでみました。

同じものはなかったのですが
お店の方に説明すると
その器は古道具で
珍しい物であることが分かりました。

数年を経て
リフォームした我が家に相応しい
とても粋な贈り物を
していただけていたことが分かり
ますますショック…

これは他のものじゃダメだ。
なんとか直そう!
ホームセンターで接着剤を探して
試みてみました。
乾燥させて水を張る…
ドキドキ。

なんということでしょう。
水漏れが止まりました✨
接着部分が綺麗にいきませんでしたが
葉を挿せば根でわかりません。
とてもとても嬉しいかったです。

10年ほど前まで同居していた
亡義母が入院した際
欠けた器などを使っているのは
良くないと
良い氣が巡るように
回復にゲンを担いで
欠けた食器は処分しました。

そして今は
こうして修復してでも
使いたい器が出来ました。

それぞれの価値観で
その時々の価値観で
心地良い暮らしが出来れば…




先生、その節は
素敵な贈り物をありがとうございましたピンク薔薇