久しぶりに
自分のレッスンに行ってきました。

学びの記事を振り返ると
ちょうど1年程前に
ツェルニーの40番を終え
50番は抜粋でと先生にご提案いただき
進め始めたのですが
全てを辿ったという経験値と
達成感を自分が欲していることに気づき
再び1番から
飛ばさずにやっていくことにしました。
月に1曲ペースで4年くらい
2曲ペースで2年くらい
時間はかかってもやっぱりやりたい!
自分に悔いが残る気がするのです。

学びを続けているのは
生徒さん達に少しでも
よりよいレッスンができたら
という想いと
自分が学びたいから
やりたいから
好きだから
そこに尽きます。

***

ツェルニー2曲と
バッハをみていただき

ブロックごとの練習方法や
手のポジション
スタッカートの奏法
打鍵のスピード
主題とそれ以外の扱い
運指

色々学びがありました。
他の曲にも活きる
子ども達へのレッスンにも活きる
繋がることばかりです。

レッスン後は
近況報告や
お互いのレッスンのこと
暮らしや食について
関心ごとなど
お話は尽きず至福の時間で
帰路は清々しく
乗る車ごとスキップしているような
気分でした。

帰宅後、ホヤホヤのうちに
少し復習しました。
(レッスンのあったその日に
ピアノに触れてくれている子って
いるかなあ…)

***

さて、その日の
子ども達とのレッスン。

「漢字テストで
良い点が取れるように
お守りを作っておいて。」
前の週にお願いされて
朝まで覚えていたのに
すっかり抜けてしまってガーン
これは子供との約束は
守らなきゃいかんと
ワークをやっている間に
作りました。
中にひと言書いて
巻いてシールでとめるだけなんですが。
この子はワークをとても嫌がっていて
保管していたのですが
再開し始めて観察していると
以前よりずっと
時短ででき、音符のことも
理解できていることに気づきます。
お守りを作る2、3分間
側で見ていなくても
自分でやれることを
経験する時間にもなりました。


「お守りがあるからって
点が取れるわけじゃないから
勉強しんといかんのやけど。」
その呟きが耳に入ってきて
(ああ、子どもって
ちゃんと分かってるなあ。)
ってちょっとうるっときました。
どこか不安で
なんか求めてるんだろうな…と。
お守りハート


次の時間の子。
ソルフェージュから
一冊目のテキストへ移るとき
次の曲へ移るとき
その幕間ごとに
すりすりとくっついてくる笑い泣き
「ちょっと
ぞみぞみするで
本当にやめて笑い泣き笑い泣き

「だってさだってさ
もうすぐお別れやで
今のうちにくっついとかんと。」

そう3月でピアノ教室の
卒業が決まっています。
なんにもできなかったけど
この子の居場所には
なれたのかなあって
心の中でしんみり、、、
今もこうして書きながら
なんだか涙が出ます。


田舎の小さなピアノ教室。
たかがピアノ教室。
されどピアノ教室。
自分の役目ってなんだろう。

私はこの仕事が
好きなんだと思いますクローバー

今日もひとりひとりと
向き合って。




↑間違い探し笑笑