子供を見くびってはいけない。
そう実感する場面がありました。
アウフタクトに乗り遅れて
4分の4拍子の曲で
1小節だけ5拍になっていました。
「わかる?
ここでよっこらしょって
休憩したらあかんのやよ?」
「あ!分かった!
こういう風?」
その場では出来たような感じでも
未就学児さんも保護者同伴ではないので
翌週また元通りということも
あります。
翌週しっかり直っていて
感心しました。
「先生が言ったこと
よく分かっていたね〜
すごいね〜
」

左右ともに🎵🎵🎵🎵が続くところ
左は常にスタッカート
右はスタッカートとスラーの混在
シンコペーションのように
アクセントも入ってます。
その数小節が両手とも
同じアーティキュレーションに
つられていました。
でもそこはまだ難しいな
今出来なくても
また出来る時がくる…
そういう気持ちがありつつも
「ここだけが難しいよね!
左手をこうしながら
右手こう弾かなくちゃいけないもんね〜」
「そこができんのやて
こうなってまうんやて
左はこうして
右はこうやって弾くんやけど」
頭では理解できてるんだと
知ることが出来ました。
週をまたぎ
「あそこできるようになったのやて」
「えー?ホント??
やってみて、やってみて!」
本当に出来ててびっくりしました。
「すごーーーい!
えーーびっくり!
ホントにすごい!!
ねえ、どうやったらできたの?
おしえて 」
「左だけひいて
右だけひいて
それから合わせてみたら
できたのやて!」
それからも褒めまくり
誇らしげに満面の笑みでした。
ちゃんと理解して
試していることが
本当にすごいと思います。
新しい曲。
弾けるようになったと
聴かせてくれた日
音は合っていたのですが
リズムが間違っていました。
おかしかったところを
説明していましたが
それきり弾いてはくれませんでした。
翌週
それがしっかり直っていました。
ちゃんと聞いていて
やってみてきていて感心しました。
三拍子の左手
ズン タン タン ズン タン タン
一拍目をしっかり出すように
伝えていたところ。
「小指だから
タン タン の1の指の方が
大きくなってまう〜」
「ちゃんと分かってるってことやん

聴けるようになってるってこと。
どんな指で弾いてるか
もう一回やってみ〜」
ハイ、どうしたらいいか
分かったようです(笑)
♩♩♫♩ ♩♩♫♩
のリズムのところの
左手が転んでいました。
「ここはこうゆう形で弾くと
弾けるよ!」
と印をつけました。
翌週、気をつけて弾いてありました

口にだしてみる
伝えておく
伝え続ける
それが例え
未就学児でも小学生でも。
子供達に教えられます。
子供から溢れてくるものや
子供達の可能性に接すると
重責に怖くなることがあります。
それを拭うには
自分が学ぶしかありません。
頑張らねば、です。