7月。
今日は最終日。
7月は誕生日月でもありました。
『教室に飾って』
と、真ん中の娘からウェルカム&カランカランと鳴る飾りを貰いました

(只今、試験真っ只中。)
皆いつも、お気遣いありがとう!
今月、長子が自分の手で先ずひとつ
就活を実らせたことが
とても嬉しい報せでした

就職浪人になるのでは…と
内心案じていたので嬉しいです

今日は末っ子と進路先の面接。
夢はでっかく。
世界に羽ばたけ~ 笑笑
それぞれの自立はもうすぐそこまで
足音が聞こえてきました。
みんながんばれ~



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7月31日。
今日という日は私にとって忘れられない日。
高校2年の夏のこの日、父が交通事故に遭いました。大学生だった兄が夏休みで帰省していて、早朝警察からの電話を受けました。
覚えていること。
兄に起こされ、事実を伝えられながら、(このままでは出かけられない)と寝ぐせのついた髪を直している自分。
粉々になったフロントガラスを浴びた父を
『お前は見ないほうがいい』
とその日、会わせて貰えなかったこと。
私が最も大きな影響を受けた今は亡き恩師が、どうして分かったのか、お花と花瓶、電話連絡に必要だろうと小銭の入った貯金箱を抱えて病院に駆けつけて下さったこと。
その日を境に全てが変わりました。
口に出せることは限られますが、それからの経験、とくに精神的なものは今の自分の根底にあると思います。
人は究極は孤独であること。
同時に一人では生きられないこと。
その両方を経験しました。
父が亡くなっていなければ、私は音楽の道には進んでいなかったでしょう。
今の私はないと思います。
父は
『音楽は趣味で、英文科へ行け』
と言っていました。
めちゃめちゃ怖い父だったので、逆らうことなく音楽は趣味のままだったと思います。
その父が亡くなったことで、諦めきれなかった音楽への道が近づいてきたのです。
父からの好きなことをやれという置き土産だったように思います。
前述の恩師の無償の愛を受け、友達に受験指導をして頂ける、ピアノの先生も紹介してもらい、学費免除の試験に合格するため、練習と受験勉強に没頭しました。
辛いとか悲しいとか可哀想とかそんなことを思っている余裕もなくただただ必死で没頭しました。
恩師しかり、ピアノの先生しかり、当時の担任の先生しかり、その時々にいつも手を差し伸べてくれる大人(ひと)に出会いました。
私も年を重ね、教室を巣立っていく生徒に、
一生懸命生きていれば
真面目に生きていれば
神様は見ていて、困った時、絶対に手を差し伸べてくれる人がいること。
その時は、未来の自分が導かれるべきして出会っている人かもしれないから、その好機を大切にするといいよということ。
本気になれば人間やれないことはないということ。
などを餞としてお話できるようになりました。
音楽教室の中のアップライトピアノが一台入ったレッスン室で、先生が泣きながら私の背中を上下にさすって下さったことがありました。
あの経験が今の私を支えているのかもしれません。
先生のような人になりたい…と。
音楽を介して、私が子ども達に伝えていきたいこと。
人生そう悪くない…かな。
これからも自分の精一杯でみんなを応援していきたいと思います。
そして、いつもおバカなことを言っている、へんてこりんで面白いお母さんそして先生でいたいです 笑
おしまい。