日々を精一杯、悔いなく生きている人はどれくらいいるのでしょう。
どんなことにも通じますが、始めた時の
やる気・本気・ワクワク感・純粋さ・・・といったものを持ち続けることは難しくて、
時と共に惰性で流されてしまうものです。
ピアノのレッスンにしてもしかり。
自分の中でこれでいいのかと子ども達に対する責任を常に感じ、
自分に満足することは全然なくて、模索が続いていました。
同じく子ども達を相手にする仕事をしている主人。
1年前・5年前・10年前・15年前・・・
どこまで記憶を遡っても、楽しそうで、熱くて。
そして今も変わらず子ども達に愛情と情熱を持って接しているその姿に、
ある時問いかけました。
「なにがそうさせるの?
どうしてそのモチベーションが維持できるの?」
即答でした。
「俺は別に子ども達に勉強ができるようになって欲しいなんて思っていない。
教える教科は別になんだっていいんや。
困難に立ち向かっていける子を育てたいんや。」
ガツンと響きました。
その時がきっかけとなり、
「私はどうしたいんだろう・・・」という自問が始まりました。
今から数年前のこと。
人や書籍との出逢い、そして自分のROOTSを振り返り、見えてきたもの。
「誠実さ・優しさ・謙虚さ」
私の人生の上で目指すもの。
ピアノ教室で子ども達、大人の方達と音楽を通して接しながら、
「人としての誠実さ・優しさ・謙虚さ」を追い求め、
そんな姿を見せていけたらいいなあと思っています。
そんな大人になりたいです。