リリが旅立つ前日、水曜日の夜、39度近い熱が出た。アスピリンを飲んだら木曜日の朝には7度くらいまで下がったので、一安心。ただ少し心配だったので、この日の午後に生ものや水などを買いこんでおいた。思った通り、金曜の朝には再度38度5分。寒さや節々の痛みで目が覚めた。薬を飲んでベッドに倒れ込み、土曜の早朝には39度3分。昼間には若干の食欲を感じたものの、夜になっても熱は下がらなかった。日曜日になってようやく8度台後半に落ち着き、アスピリンを飲めば洗濯したり簡単な調理もできるようになった。
 39度を超える熱なんて日本でも数回しか経験がなかったと思う。大体この夏だけで何度風邪を引いたことか。一人暮らしになってから特に緊張感に欠けるし、夏場は家でじっとして運動もしないから免疫が落ちているのかな。それに加えて今年の夏は涼しくなったり熱くなったり、気温の変化がとっても激しかった。
 ゴリツィアの友人達はみな「検査」を受けるように勧める。ただイタリアの病院は前にも書いた通りだから、正直あまり足を向けたい場所ではない。