の準備に取りかかった。今日は増えた本を日本に送り、スロヴェニアの郵便局の親切さを実感した。イタリアでは荷物を包装紙で包んで宛先を書いて郵便局に持って行く。スロヴェニアではそういうことを全部あちらがやってくれるのだ。最終的な重さの調節を郵便局でしたいとき、これは本当に有り難い。
 リュブリャナ=ゴリツィア移動の足探しはノヴァ・ゴリツァの友達にお願いした。ノヴァ・ゴリツァとリュブリャナの間を往復する人は結構多いので、顔の広い人に車探しをお願いすれば大体なんとかなる。重い荷物を運ぶのも、車を持っているアフリカからの移民などが時給10euroくらいで引き受けてくれる。その中でも働きぶりが真面目な人の電話番号は、町のお金持ちの奥さん連中の間ですぐ広がるのだそうだ。これをもし業者に頼むと、越境引っ越しで100euro、荷物運びで2,30euroはかかっちゃう。
 私がこの地域で不便に感じたことを補う方法を住民達は知っている。この地域に根を張ってないよそ者の学生などにとっては極めて生活しづらいということでもある。