さて、読谷やちんむんの里探訪記のつづきです。
バス停からやちむんの里は歩いて5分くらいでしょうか。
わかりづらい所で何度か迷いながら歩いて行くと、琉球ガラスで有名な稲嶺盛吉さんの工房がありました。
その先へ行くと宮城須美子さんの工房「宮陶房」(写真)があります。
当日は日曜日で作陶や絵付けは行われていませんでした。
ご親戚の方でしょうか、店の脇で自動車を洗っていました。(笑)
店は開いているようなので、声を掛け、中に入ってみました。
大皿や大きな抱瓶など数万円するものから1枚800円くらいの小皿までいろいろあります。
いろいろ見た挙句に魚紋小皿(醤油皿に使っています。)800円×5枚を購入しようと声を掛けると裏手から30代くらいの美しい女性が登場。
須美子さんのお嬢さんでしょうか。ちょっとまけてほしいというと、500円かそこらまけてくれました。
美人相手に神をも恐れぬオジンパワー、20代のときには到底出来ぬ力技です。
まぁ、こういうやり取りも窯元を尋ねる楽しみのようの思います。
宮城須美子さんの作品は魚紋の線が優しくのびやかで、いつ見ても上手いなぁと思います。
しかし、上手すぎて味わいがないと評する方もいます。
もちろん、購入する人間の好みですが、このあたりは中島敦の「名人伝」のテーマにもつながる命題ですね。
宮陶房の隣に金城敏昭さん(金城次郎さんの次男)の工房があります。
私が普段愛用している湯飲み茶碗は敏昭さんのものです。
こう言うと悪いのですが、敏昭さんの線はなんとなくぎこちない。(笑)
だけれど確かに味わいがあって使う内に愛着がわいて手放せない日用品の一つです。(こんど写真載せます(笑))
そのまた隣が金城次郎窯。
と言っても次郎さんは当時既に作陶は止めていて、ご長男の金城敏男さん(この方も壷屋焼の名匠といわれている方のようです。)の工房です。
手前の建物が展示即売のお店になっていて、真中の建物がご自宅、一番奥が工房になっておりました。
お店に声を掛けて入ろうとしましたが、鍵がかかっていたので、奥の工房に行くも犬が咆えて迎えてくれるだけ。
ご自宅のチャイムを数回鳴らしてやっと50~60代の女の方(敏男さんの奥様とのこと。)が出てきてくれました。
お店の鍵を開けていただき、小一時間、ひとつひとつ陶器を手に取ったり、話を伺ったりして、結構面白い時間を過ごしました。
いろいろ楽しい話も伺いましたが、ブログでは公開できない内容のものもあるのでご容赦下さい。(笑)
魚紋花瓶10,000円と魚紋マカイ2,000円を購入。この金額は1割くらい負けてもらっての金額です。(笑)
更に奥に行くと昨日の写真の登り窯があります。また他の作家の工房もあるのですが、ちょっと覗いただけでしたので、ここに書くことはありません。
去年、竹富島や小浜島に行った後、本島に渡ってやちむんの里にも行ったのですが、すっかり3年前とは様変わりしていました。
大きな観光バス用の駐車場が出来て、道路や案内板も整備されて、小奇麗な観光スポットになっておりました。
「宮陶房」も訪ねたのですが、内地からの見習いの人(20代前半くらいの女性)が応対してくれて、まけてと言うと「もう十分お求め易い値段になっています」とのつれない答え。
「そんなマニュアルに書いてあるような言葉を聞きに那覇から往復2時間掛けて来た訳じゃないわい。」と心の中で叫びましたが、大人ですので黙って支払いました。(笑)
それから、これは3年前に訪れた時にも感じた事ですが、窯元にある品物は那覇三越なり壷屋の店なりに置いてある物より品物として劣ることが多いように思います。
プロのバイヤーがはねた物が残っている場合もあると思います。
ということで、訪問を勧めるどころか、訪問しない事を勧めるような探訪記になってしまいました。(笑)
なお、近所に世界遺産の「座喜味城址」があり、こちらはお勧めです。(笑)
では、再見。