5月6日9時は「小六(ころく)の日」という、親バカが勝手に命名した日にちなので、世間様にはまったく周知されておりませんが、小六堂の1年に一回のお祭り日として、お許しくださいませ。

 

せっかくイベントをするのだから、お客様に喜んでもらえるような特典を考えようと、ここに至るまで、あーでもない、こーでもないと家族会議が日々行われたのです。

 

裏代表の相棒は、元GIAのインストラクターでもありましたので、職場に居た頃は、「セミナーだ、資料をつくってくれー」と、低姿勢でお願いすれば、頭と体を180度ひねりながらも、ちゃっちゃと、やってくれたわけです。

今聞くと、「とても低姿勢の態度ではなかった」と、小言をいわれておりますが・・・。

 

まあ、昔取った杵柄を生かそうじゃないかということになり、少々錆びてきた刀を研ぎ直してもらって、お祭りの”切り札”ともなるような、あったらちょっと嬉しくなるような特典はないものかと、『ダイアモンドミニブック』を作製してもらったのです。

4Cあり、取り扱い方法ありと、痒いところに手が届くものとなっております。

おそらく続編も今後作る?と思いますので、その辺も楽しみにしていただければと。

 

商品はいろいろと追加するにあたり、老体をむち打って写真撮影するのですが、当然、プロのように撮れるわけでもないので、1商品の構図を決めるにも四苦八苦。

撮り終えた頃には、あたりまえのように腰が痛くなるわけです。

そのあとも老眼の目をしょぼしょぼさせながら、画像処理をおこなってWEBにアップ。

そんなときにふと、昔昔の、お店で販売員をしていた頃を「あの頃ころはよかったー」と懐かしむわけです。

 

商品は相棒の母上が精魂込めて作ってくれたものを中心にリストアップ。

業界歴も、うん十年(相棒の年を上回る!)のこだわりを持った大ベテランのデザイナーであり職人ですから、作品に対する思い入れも違っています。

「アールをこうしないと美しくないの」「ヨーロッパのこの時代の様式美がこうだから」とか、その辺の感覚が麻痺しているワタクシを放っておいて、相棒と喧喧諤諤なわけです。

 

さらに着け心地は大事な要素で、いくら美しく出来上がっていても、着けた感覚に違和感があれば、どんなに苦労した商品でも作り直しです。

ジュエリーは置物ではないので、洋服や靴と同じように、身に着けて美しく見える、さらに着けて違和感を感じない、長く装着しても疲れないことはとても重要なんですね。

あたりまえといえば、あたりまえですが、現実には悲しいかな、無関心のお店があるのも事実です。

 

身に着けたときどのようなバランスで装着されるのか、見えない部分の処理の仕方、刻印の打ち方や位置、糸の結ぶ堅さ・大きさ・間隔、配色のバランス、どれもこれも細部にこだわらないと、お客様に満足いただける商品にはなりません。

身に着けていただいた時に、「おっ」と、着け心地の気持ちよさ、質感を感じていただければ最高に嬉しいです。

 

世代を超えて身近に楽しんでいただける商品づくりを目指し、日々研鑽しています。

ぜひとも、「小六の日」のお祭りを、ずずずいーと、よろしくお願いいたします。