忘れた頃にやってくる。戸板康二『中村雅楽探偵全集』(創元推理文庫)の全五巻を購入することでもらえる記念品、『中村雅楽探偵全集付録』が到着したのである。当初、夏にも出来上がると云われていたものなので、手に取るまで忘れていたくらいである。さっそく開いてみる。ちょうど文庫サイズの小冊子となっていて、嬉しいつくりとなっている。収録作品は、作者自身が描いたと思われる挿絵付の1951年版「車引殺人事件」に、乱歩との座談会「推理小説について」、編者の日下三蔵による「楽屋裏にて」などである。奥付の非売品というのがまたいい。しかし編者によると、想像以上にこの雅楽探偵全集が売れたので、「(仮)戸板康二推理全集」なるものが準備されているというから困ったものである。今度はどんなオマケで釣るつもりなのさ創元社さん(涙)・・・。



戸板康二『中村雅楽探偵全集付録』(創元推理文庫)・2008年10月10日発行・非売品