会社の同僚が夢をみた。大広間に社員を集め、社長が壇上に登る。そして口を開くやいなや、「本日で解散いたします!」ええっ、社員に動揺が走るも、銘々があきらめ顔でパラパラと部屋を出て行く。そこで小生が登場する。なんと行商のような出で立ちで、背にはリュックを背負い込み、中にはぎっしりと本を詰め込んでいる。「これから旅に出ます」満面の笑みでそう言い残してどこぞへと消えていった。 おいおい、リアルじゃないかよ。あながち冗談で笑えぬご時世だけに、正夢か悪夢かわからぬが、なんだか人様がみる夢にまでこんな姿で登場しようとは、さすがに、ちと恥ずかしい。


昨日は80年以上前に芥川龍之介が自殺を遂げた日である。それに合わせたわけではないだろうが、つい先日、中公文庫から山崎光夫『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』が発売となった。読み進めていると、ちょうど土曜の丑の日に上野「伊豆栄」で鰻を食べる話がでていた。芥川は大の甘党であったらしく、やはり上野の汁粉屋へもよく通った。久しく「伊豆栄」も行っていないが、中国産でもいいから鰻でも喰って、夏バテ解消するとしようか。