そういえば、明日から二週間、「読書週間」が始まる。この歴史は以外と古く、現状の運営とは異なるが、前史を紐解けば関東大震災の翌年大正十三年が最初の年とされている。年がら年中、毒書習慣のものにとっては、あまり意識せぬイベントではあるが、それでもこの時期は神田・神保町の古本祭りなどもあるから人ごとでもない。でもめっきり近ごろは古本祭りにも足が遠のいてしまった。おじさん化したせいもあるだろうが、如何せん溢れんばかりの人混みなので、ゆっくり腰を据えて本を見ることができない。押しくら饅頭されて古書漁りするのは、どうも好きになれないのだ。まあ、お祭りだから仕方ないのだけれど。それでも以前、古本祭りの篆刻教室の無料イベントに参加した際、先生に指導を受けて「鬼」と彫らしてもらったのは印象深いねぃ。さてと、そろそろ読書週間の日付にかわるし、本日届いた『彷書月刊』の「第一回古本文学大賞」でも読んで、毒書習慣といこうか。


メモ第46回東京名物 神田古本祭り

 10月28日(金)~11月3日(木)
 http://jimbou.info/news/furuhon_fes.html