9-5、シンメトリーの法則 バランス良く見せる
シンメトリーの法則 バランス良く見せるドラマの一場面で、主人公が家を出るときにネクタイを直す仕草を思い浮かべてほしい。
読者のみなさんも、ワイシャツを着てネクタイを締めたら、
ネクタイが曲がっていないかをしっかりとチャックするだろう。
女性は襟元を気にするしぐさなどである。
これは無意識にシンメトリー(対称性)を確かめているのである。
ネクタイが曲がっていないか自分の姿をチェックするのと同じように、
他人の姿もシンメトリーの法則に反しないか無意識に確認している。
対称になっているものは美しいという思う込みを持っていることになる。
この法則を面接に当てはめるとどうなるか。
受験者によっては、椅子の袖に片方の肘だけついていたり、
面接の開始から終了まで片足に体重を乗せて話したりしている。
この姿は、面接官に不快感を与える可能性が高いのである。
面接会場では緊張した空気が流れていて、その緊張感に圧倒される場合が多い。普段なら気にするネクタイの曲がりも、注意していないと忘れがちである。
注意すべき点
スーツ上着のポケット。片方だけポケットのふたが出ている状態は直す。
ネクタイの曲がりは面接会場で確認する。
メガネがしっかりフィットして曲がって見えないか確認する。
女性の場合は、化粧の際に描く眉が左右対称かをしっかり確認する。
動物行動学を専攻している竹内久美子博士は
「シンメトリーな男」という著書の中で、
シンメトリーな男性ほど女性にもてるし、対称性が高いひとは相手から好意を持たれやすいと書いている。
学術的には、フラクチェイティング・アシンメトリー(F・A)というもので、フラクチェイティングは揺らぐ、アシンメトリーは非対称という意味。
F・Aの値が少ないほど対称性が高いといえる。
競馬で出走する競走馬もシンメトリーな馬ほど速いという結果が報告されている。
この結果からもわかるように、意識的にシンメトリーを実現できる部分は
改善することで、今以上の魅力を出すことができるのである。
面接には欠かせない手法である。
このシンメトリーを意識しながら、正しい姿勢を作る。
手を使って説明するのはいいが、片手だけでなく両手をバランスよく使う。
これで、普段より高感度があがること間違いなしである。