前節ボーンマスを6ー1で粉砕して首位奪還のマンチェスターシティ。今節はまだ10位ながら調子が上向いているチェルシーと激突
で、プレビュー
まずドクが絶好調。前節ボーンマス戦では1ゴール4アシストの活躍。WGのドクは縦に仕掛けれるし内側へと入ってボールを引き出してチャンスメイクもできる。ドクが右ワイドで使えるなら左グリーリッシュ、右ドクのWGでベルナルド・シウバをインサイドハーフへと回せるようになる。攻撃陣は破壊力抜群だが問題は守備。アカンジがCLのグループリーグ第4節ヤングボーイズ戦のウォーミングアップ中に負傷し同じくストーンズは試合中に負傷している。ちなみにストーンズはしばらく欠場する模様。アカンジの代役はスピードとフィジカルを兼ね備えるウォーカーがいるがストーンズまで使えなくなると4バックはウォーカー、ルベン・ディアス、アケ、グヴァルディオルにしなければならないだろう。懸念されるのはこれ以上の負傷者をCBに出さないことだ。もし1人でも出たら流石に厳しくなる。
チェルシーはアタッカーの3人の関係性が良好。左ムドリクとのパス交換からコナー・ギャラガーが対角線にドリブルで運ぶとパーマーが右から左へとダイアゴナルに動いてパスを引き出しフィニッシュ。プレミア第9節アーセナル戦では中盤が本職のパーマーをCFに置くゼロトップシステムを採用している。前節スパーズ戦でハットトリックしているニコラス・ジャクソンがCF よりパーマーが中盤に下がってCBを釣り出してそのできたCBのスペースに2列目以降が飛び出す攻撃メカニズムの方がシティは嫌なのかも知れない。右ワイドのスターリングもキレを取り戻し絶好調のようだ。チアゴ・シウバの一本のロングパスから最終ライン裏へとスターリングに抜け出さたると非常に脅威だろう。あとエンソ・フェルナンデス。ビルドアップ時エンソ・フェルナンデスが最終ライン左へと下りて攻撃の組み立てをサポートすると1列前に押し上げた左SBククレジャが出口となり繋いでゾーン1を突破する。このビルドアップの仕組みとはエンソ・フェルナンデスが下りて4バックを維持することで相手の前線4枚をピン留めして固定することでその右WG裏に位置取る左SBククレジャがフリーとなるわけだ。エンソ・フェルナンデスはビルドアップや中盤を経由するパイプ役となれるしファイナルサードに飛び出して+1をもたらすことができる。
シティとしてはゼロトップ採用で2列目から飛び出された方が脅威だろうがCFニコラス・ジャクソンで2列目に右からパーマー、コナー・ギャラガー、スターリングという配置も十分脅威だ。新星ニコラス・ジャクソンはスピードがありGKとDFの間へ入ってクロスを引き出してゴールを決める得点パターンがある。特にライン裏へのラインブレイクは要注意だ。前節スパーズ戦ではライン裏のスペースへとスターリングが抜け出して最後はニコラス・ジャクソンが決めている。シティはポゼッション時ラインが高いしボールを奪ってから素早くライン裏へとパスを入れてカウンターに持ち込むチェルシーは嫌な相手に違いない。シティの失点はSBの裏へ抜けられてGKと最終ラインのギャップにパスを通されてのものが時折あるのも懸念材料であろう。左スターリングとマッチアップするのがウォーカー。逆に右が問題でパーマーは外に張るタイプでなくカットインから積極的にゴールを狙ってくる。対峙するのはおそらくグヴァルディオルでパーマーのカットインに対応するのに内側へと引っ張られその空いた大外のスペースから右SBリース・ジェームズが出てきてクロスはよくある形だ。ここはCMFにベルナルド・シウバを置いて2vs2の状況を作りサイドのケアも必要になってくるか。右SBにウォーカーを置く場合タメとDFを引っ張れるベルナルド・シウバとのユニットの方が攻撃面では良い気がする。フォーデンはタメてDFを引っ張りスペースを作るというかライン間の間受けから周りを使うタイプ。中央寄りなので大外にウォーカーだけだと左ドクに攻撃が集中し右は閉塞感がでてくるかも。
チェルシーはボール非保持時は442の守備ゾーンを作り3vs2の数的不利をCMFが前に出ていきパスコースを埋める。前線の守備もパーマーのハイプレスに連動するようにカイセドもパスコースを潰しに来るのでショートパスでボールを前進させるだけでなくGKエデルソンのロングフィードを使ってプレスを無力化する。サイドはカイセドがスライドして1vs2を作ってくるので背後のSBへ戻してアーリークロスという形も使おう。
シティなび的シティの予想スタメン
そんな感じでチェルシー戦楽しみ
そんなところ。