プレミア第2節ニューカッスル戦プレビュー~強度の高い試合になる~ | シティなび

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プレミア第2節ニューカッスル戦プレビュー


開幕戦勝利のシティ。今節は5−1で開幕戦圧勝したニューカッスルと激突。今季のニューカッスルはCLにも出場するしかなりの強敵だ。


で、早速プレビュー

ニューカッスルは高い位置からハイプレスをかけるし守備強度が高い、ボールを奪ってからの縦に速いカウンターを繰り出してくる。パス&ムーブも徹底している。着目したいのが開幕節アストンヴィラ戦の先制点。左サイドでゴードンがジョエリントンに一度ボールを預けてムービングから受け直せばクロスを入れる。このクロスにニアへ入ってくるイサクが囮となってCBを引っ張ればファーから飛び込んでくるトナーリが決めている。イサクは192cmと高さあるしスピードがある。体躯が良く裏抜けのタイミングも抜群だしスルーパスを前を向いてシュートに持っていきやすいアングルへとボールタッチするテクニックある。先制点を導き出した囮のように今季はイサクでDFを引き付け新加入のトナーリが飛び出して決める攻撃がパターン化されそうだ。イサクは周りを使うだけでなくカウンターをフィニッシュに繋げる得点感覚あるしかなり脅威になるだろう。

ニューカッスルはカウンターがスムーズ。ビルドアップ時4+2の形を作るとIHジョエリントンが少し下がってギマリャンエスとCMFを敷けばボールを引き出し縦の推進力から周りが中盤から前線に湧き出るようにムービングして枚数をかけてくる。特に攻略エリアはハーフスペースでワイドで起点となりハーフスペースでボールを引き出すメカニズムがあるようだ。

守備面でもエディ・ハウが監督に就任してから守備の強度が上がっている。昔のニューカッスルならボールロスト時最終ラインから前線が間延び傾向にあり相手にスペースを与えていたが今はボールロスト時のネガティブトランジションでプレスバックをかけて潰しにいくし中盤と最終ラインの守備強度が高くスペースをそれほど与えてくれない。


今季のシティはビルドアップ時のSBの立ち位置が2パターンほどある。1つ目はSBをインサイドに絞らせる3+2の形。SBをインサイドに絞らせる理由は中盤で2つパスコース作ることにより相手の前線からのプレスに的を絞らせなくするのと数的優位、そしてSHを内側へと引っ張ることでWGへのパスコースを広げることにある。2つ目はSBが大外レーンに張る立ち位置。今季は新加入のコヴァチッチがロドリとCMFを組めばSBがインサイドに絞らなくてよくなっている。SBが大外に張る理由はWGを押し下げる、相手のラインをワイドに広げる、そして相手が5バックでスペースを消してくればSBが攻撃参加して6トップ気味となり5バックを壊す。ニューカッスルの前線守備4+1がマンツーマンで高い位置からプレスをかけにくると左右どちらかのSBは大外で開かせて出口を作る立ち位置の方が良いかも知れない。何故ならニューカッスルは5枚がマンツーマンでプレスをかけにくれば3+2はハメられる。だが大外のSBは構造上フリーとなり出口を確保できるのでGKエデルソンからSBへのパスルートが開けることになる。 


次はニューカッスルの攻撃vsシティの守備

ニューカッスルは高い位置からプレスをかけてボールを奪えばショートカウンターを繰り出してくる。ボールを奪われればイサクがフィニッシュまで持っていくほどカウンターは鋭い。シティとしてはプレスでハメ込まれたら大外を使うかGKエデルソンのロングフィードで中盤を飛び越え前線へと一気に繋げてリスク回避したいとこだろう。

あとトナーリの飛び出しとハーフスペースを狙った攻撃には気をつけたいところ。イサクはニアに動いてCBを引っ張ってスペースを空けるのが巧みで必然的にファーのトナーリの対応に入るのはSBとなる。SBは上背がないタイプが多いがシティは守備時CBを4枚に並べるSYSTEMを採用することもあり左はアカンジやグヴァルディオルが入れば防げると思う。

シティで懸念されるのはデブライネの穴。アストンヴィラ戦を見る限りニューカッスルはカウンターを受けやすくカウンターの起点となるデブライネがいないのは痛いだろう。ここはフォーデンやベルナルド・シウバでカバーするしかない。あとハーランド。開幕戦2ゴール。このニューカッスルの守備を破壊できるのか注目だ。


そんな感じでシティvsニューカッスルは面白いカード。開幕連勝で波に乗りたいとこだ。


そんなところ。